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ここは挫折を繰り返した末、 漫画家を目指し始めたばかりの超初心者の管理人が BL漫画の勉強をするブログです。 怠慢な性格なんですが、 地道にマイペースにやっていきたいと思っています。
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    セリフの配置にも気を配ってみようじゃないか。


    データが全部飛んじゃって手元になんにもないから
    この記事のためだけに昔の漫画を1ページだけ描き直した。

    投稿用じゃないから枠やサイズなんてお構いなし。


    あー、楽しかった!!

    84a24e38.jpg


































    漫画を描いているみなさん、
    ふきだしを意識してコマに配置したことありますか?


    意識してないって人はめちゃくちゃ損してますよッ!!
    (今の私のように・・・・・・泣)


    ふきだしってものすごく便利。
    キャラクターのセリフを伝えるだけじゃなくて、
    そのシーンの雰囲気やテンポを読者に伝えたり
    視線誘導にも大いに役立ってくれてるんです。

    セリフだけじゃ漫画の雰囲気やテンポは伝わりません。
    絵とセリフがマッチしてなきゃ漫画じゃないですもんね。


    私の幼稚な漫画で申し訳ないけど、
    ちょっとセリフ(ふきだし)の配置場所を観察してみてください。


    実はセリフの配置にはいくつかのポイントがあって
    上の漫画では3つのふきだし配置のポイントが隠れてます。


    その3つがどういう風に漫画に作用しているのかを
    見ていこうと思います。


    以前紹介した『視線誘導』のお話も絡んでくるので
    よくわからないって人は前の構図に関する記事も
    いっしょに読んでみてください














    ここから先は構図のお勉強なので
    興味のない方や影響を受けたくない方はここまで。


























    c2aa4e32.jpg


































    赤い矢印が3つありますねー

    これは読者がセリフを追う時の視線の道を表しています。
    読者はその道に沿ってセリフを読んでいるってコトですね。

    実はこの3つの矢印、それぞれ違う役目を果たしてくれています。


    順を追って説明していきましょう


    まず①って書いてある右上の赤い印のコマを見てください。

    上下にギザギザに視線の誘導線が動いていますねー。
    これ、わざとギザギザに視線を誘導させて視線の道を伸ばすことで
    エピソードが切り替わったコトを読者にひそかに教えてるんです。
    状況把握のためのコマですね。

    この前のページの一コマにシーンの切り替わりの間を
    置いているんですけど、それだけじゃ読者は
    『唐突にシーンが切り替わったッ!どういうコト!?』って
    混乱をしてしまいがちになるそうで・・・・

    なぜそうなるのかというと
    状況把握のためのコマを読者が流して見てしまっているのが
    原因であるということだそうで・・・

    だからこうしてふきだしの位置や数に細工をして
    さらーっと流されるのを防ぐ・・・ということでして。
        

    結構この手段を用いている漫画家さんは多いです。


    次に②の赤矢印ですね。

    ②の矢印は右から左へ一直線の道筋をたどっていますね。
    これは『説明セリフ』そして『独白セリフ』と呼ばれるセリフに対して
    使われる視線誘導です。

    どうしてもセリフで事情や状況などを説明しなくてはいけない時には
    こうして一直線上にふきだしをそろえて
    読者の目に必ず入るように仕向けるんだそうですよ。
    一直線は目で追いやすいからでしょうかね?
    淡々としたイメージとテンポを作れるからかな?


    そして最後は③の赤矢印です。

    これは純粋な視線誘導ですね。
    以前の記事にも載せましたが、読者は右上から左下へ向かって
    漫画を読むことを知っています。
    読者が必ず通る視線の道にセリフを置いて、目に留めてもらい
    次のページをめくってもらおうってコトを目的にして配置されています。



    セリフの配置にも漫画家さんってこんなに気を配ってるんですねー
    びっくりです・・・・

    ふきだしの位置を変えたり、
    ふきだしを増やしたり減らしたりするだけでも、
    間を作れたり、テンポを速めたりと漫画の印象ががらりと変わるので
    一度は視線誘導を意識してふきだしを考えてみることをオススメしますv


    とてもイイ勉強になりますよッ!


    最後の仕上げとして
    一番上の画像を修正したものを載せときます。


    582e4798.jpg


































    これは一番上に載せた画像を少し修正してます。
    右下のコマをタチキリにして、その次の指輪のアップを
    コマからはみ出るようにして描いています。

    心理描写を表現するのにタチキリはうってつけ。
    解放感がまるで違います。
    しかもコマの差別化に非常に有効。
    でもタチキリばっかだったら当然効果は薄れちゃうよね。
    使いどころの問題だなー。

    それからアイテム(小道具)のアップ。
    コマから見せたい小道具をはみ出して描けば
    どんなに小さいコマでもアイテムを目立たせることができる・・って
    コトみたいです。

    確かにそんな気もするなー。


    なるほどー





    今日はここまでです。
    最後までこの記事を読んでくださった方はホント神様ですね。
    長かったねー。おつかれさまです。
    ここまで読んでくれてありがとうございます。



    過去拍手ほんとうにありがとうございます!!
    励まされましたッ
    ほんとにありがとう!!!



    被災地の一刻も早い復興を願います。




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