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漫画のコマにどういう構図の絵を入れようか悩んでいる方が
多いようです。
もちろん、私もその一人です。
でも実は漫画のコマ割りと構図&構成には最低限のルールがあるんです。
その『ルール』はプロはできて当たり前、
アマチュアはできて一人前。本当に最低限の漫画のルールです。
そのルールについて、ちょーっと何回かに分けて勉強していこうと思います。
プロになりたいって思っている方は
絶対に学んでないといけない最低限の知識です。
① 『視線誘導』とは何か?&構図の黄金比率
② 漫画の構成で絶対の絶対にやってはいけない2つの失敗
③ 『視線誘導』でコマの時間を操作する方法
漫画の構成・構図について勉強してほしいって声が
たくさん届いているので、ちょっと寄り道しようと思います。
お役に立てられればいいんですけど。
ここから下は漫画の構成のお勉強会みたいなモノなので
興味がない方や、とくに影響を受けたくない方は
ココまでです。
上の漫画は管理人・アンナの漫画の1枚です。
プロの方の漫画で勉強した方が全然良いんですけど、
著作権の問題でブログには載せられません。
だから私の漫画で我慢してください・・・
ガンバリ屋の新米教師とめんどうくさがり屋の生徒のラブコメです。
ストーリーやデッサンは今回問題ではないので、
漫画の構図だけに注目してくださいねv
2コマ目から3コマ目への視線移動がわかりづらいかもしれません。
本当に素人でごめんなさい!!
みなさんは『視線誘導』ってご存知でしょうか?
知らない方のためにちょっと説明したいと思います
漫画って右上から左下に向かって読むモノでしょ?
漫画を読んでいる人は無意識にどこのコマを次に読むのか
わかってるんです。目が勝手に次のコマに行くでしょう?
そして私たち漫画描きはその読者の『無意識の視線』を操れなくちゃ
いけないんです。
視線を操れなくちゃ読者は、見てほしい情報やアイテムを見逃します。
それは絶対に防がなきゃダメ。
それが『視線誘導』と呼ばれる読者の視線をコントロールする技術。
ページをめくった読者が真っ先に目に入るのは何かわかりますか?
読者は『キャラクターの顔』と『ふきだし』に
無意識に目を向けるんですッ!
てゆーか、描き手が小細工をしないとその二つしか見てくれません!!!
そして特定の手の演技にも読者は無意識に目を向けるコトもあります。
あッ!忘れちゃいけない。
あとスケベ心をくすぐる『エッチ』なシーン。
パンチラとか胸の谷間とか。アレとかコレとか。
エロは磁石のように読者の視線を引き付ける力を持ってます。
それじゃあ、さっそく読者の視線がどう動いているのか
実際に見てみましょう。
赤い丸印が読者が注目する『対象』。
そしてピンクのラインが読者が次の『対象』に目移りするときに移動する道です。
どうでしょうか?
目線は右上から左下に向かって自然に移動してしまっていたでしょうか?
注目してほしいのは、読者の視線がページの隅から隅まで
有効に移動されているコト。目を向けられてないコマがないコトですね。
そして、『見せコマ』(そのページでもっとも注目してほしいコマ)には
読者の視線を表す赤い丸印が1つしかないんです。
他のコマとの差別によって『見せコマ』は際立つことになります。
1コマの中に対象物が1つしかないから
読者の目が一瞬そこで止まるし見て流すこともなくなります。
これは利用しない手はありませんよ!!
難しいですよねぇ。
ごめんなさい。半人前のわかりづらい素人の漫画で。
キャラクターの顔とふきだし以外のモノを読者に見せたいときは、
この『ピンクのライン上』に見せたいものを描くことで
読者の目に自然に入るコトになります。
それと『見せたいものだけ』をアップにして描いた1コマを
描くのも非常に有効です。
覚えておきましょう♪
さて、最後にもう一つ。
描きたいものが決まってるのに、
コマの中にどういう構図で描けばいいのかわからなくて
困っている人のために。
構図の黄金比率について学んでみましょう!
実は構図には有効な配置ポイントが存在するんです。
それが黄金比率。
その配置ポイントの上に読者に見せたいものを描くように心がければ
どういう構図で描こうかという悩みはある程度は選択が狭まられるのでは?
配置する場所が決まったら、あとはアップかロングで描くか。
上から見下ろす視点で描くのか、下から見上げる視点で描くのか。
それらの悩みも周りのコマを見比べてバランスを考えたら、
自然とどういう風に描くのか定まってくると思います。
ではその黄金比率の配置ポイントを見てみましょう。
1つのコマを9分割した図です。
ピンクの丸印が8個ありますね。
この8個のいずれかの上に読者に印象付けたいモノを描くんです。
丸の大きさが違うのは、大きい丸の方が
より読者の目に留まりやすいのを表しています。
読者に見せたい『小道具とか』などもこの黄金比率の上に描くことで
より印象強く、読者の心に残ります。
構図の差別化に非常に役立つので、
だまされたと思ってぜひ一度、この方法を使ってみてください。
長くなっちゃいましたね。
ここまで読んでくれている人が居たら本当に神様ですね。
ありがとうございますッ
今回の記事は参考にはならない漫画を例にしてしまったので
本当に申し訳ないです。
これの続きの記事はご希望の方がいらっしゃった場合にのみ
載せようと思っています。
この記事、消す可能性もあるんでご了承くださいね。
過去拍手・コメント本当にありがとうございましたッ!!
本当に励まされました!!
本当にありがとうっ!!!
一日も早い被災地域の復興を願います。