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ここは挫折を繰り返した末、 漫画家を目指し始めたばかりの超初心者の管理人が BL漫画の勉強をするブログです。 怠慢な性格なんですが、 地道にマイペースにやっていきたいと思っています。
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    ここは挫折を繰り返した末に漫画家を目指し始めた超初心者PNアンナの日記です。
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    BL漫画あさり
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    スキなものはスキ。


    昨日、母の担当編集(小説の方)から電話がかかってきました。
    勉強になるから、編集さんと母さんの打ち合わせ電話を
    子機で聞いてなさい。って言われて、メモしながら子機で聞いてました。

    「〇〇先生、ここのくだりがちょっとわからないんで、
    主人公の動機をはっきりさせてください」

    ダメだしです。

    主人公の動機不十分=よくわからない

    どゆこと??

    アンナが元・編集Uさんに何度も言われたあの「よくわからない」がここでも!
    コレは、動機について勉強しなおす必要がありそうです。




    ココからは漫画のお勉強会みたいなもんなので
    興味のない方や影響を受けたくない方はここまで!
    今までで一番長い記事になりました。すみません!!







    私がUさんに、よくわからないってダメだしされた漫画の話です。

    「学校のクラスでも大人しくて気の弱いタイプの主人公。
    その主人公の下校途中のコトです。
    なんと、恋人が知らない他の奴とべったりと歩いているのを目撃してしまいます!
    浮気なのは一目瞭然」

    問題はココからです。

    「恋人の浮気現場を目撃してしまった主人公は、恋人に駆け寄り、
    恋人にそいつは誰だと泣きながら詰め寄りました」

    うん??なんだそりゃ!

    カンのイイ方はもう、お分かりかと思います。
    そうです。
    「クラスでも大人しい気の弱い男の子」がそんな行動力と勇気を、
    持ち合わせているのはものすごく不自然で違和感があったのです。
    だから、その気の弱い男の子が恋人に詰め寄った瞬間、
    キャラクターの性格に矛盾が生じたことで、
    読者の共感を得るどころか不快感をあたえてしまったようです。
    「なにコイツいきなり詰め寄って泣き散らしてんの?」
    「お前ってそんなキャラだったっけ?」って感じ。
    それが、原因で「よくわからない」つまり、
    「理解できない」現象が起こってしまったのです。

    アンナも心を真っ白にして、自分の漫画を読み返してみたら
    主人公はただの嫉妬深いヒステリックだとわかりました。

    どうしてそうなっちゃったのか。


    それは「動機」が弱すぎたのが原因のようです。


    動機とは人間が行動や選択を迫られた場合、
    決断し実行するとき、背中を後押しする心の材料の一つだと私は考えました。
    (あくまで私の自己解釈ですのでご了承ください)

    気の弱い子が、浮気現場を目撃して恋人に詰め寄るには
    ただ「浮気現場を目撃してしまったから」ってだけじゃ、
    読者を説得しきれず、納得させられなかったのです

    漫画を読ませる力は説得力にある。とさえ言う漫画家もいるほどです。

    じゃあ、気の弱い子が浮気現場を目撃した場合、
    恋人に詰め寄る展開にはもっていけないのか?

    そうではないようです。

    気の弱い子が恋人に詰め寄るほどになるまで、
    気の弱い子を精神的に追い込むように仕向ければイイのです。

    第二・第三の「動機」を作るのです!

    例えば、恋人と一緒に歩いていたのが親友や兄弟だったらどうでしょう。
    浮気現場を目撃したコトによる嫉妬心と、大切な人たちに裏切られた気持ち。
    この二つが動機となって、もしかしたら気の弱い子でも、
    その場で恋人に詰め寄るかもしれません。
    その上、恋人の浮気がこの一回だけではなかったともなると、
    読者もこれなら仕方ないって納得して、ページをめくってくれるかもしれません。

    これで、お分かりのように、キャラクターの「動機」ってものすごく大事!

    漫画は現実とは違います。
    その漫画の登場人物の行動・言動はすべて読者を説得させ、
    納得してもらえ得るものであるのか?


    (私はコレを勉強してかなり不安になったので・・・)
    一度、自分の作品を見直す必要がありそうです・・・

    なんて、怖いのッ!!!




    ちなみに・・・・


    実際の動機、動機づけを本で調べてみたところ、
    「すべての人物の動きは、その動きの前の性格による活動があった
    その結果に他ならない」
    「その時々のコトを引き起こす機縁となるモノが動機」
    ということらしいけど・・・・

    アンナはまったくこの文章を理解できなかったので、
    自己解釈で乗り切ろうと思いますッ!!
    母も、私の解釈は「まあ、間違ったものではないのでは?作家によってそれぞれだよ」
    と言ってくれたので、一安心。

    今回の記事の「動機」の意味は上の私の自己解釈を元にしています
    ご了承ください。



    今回はもう一つ、セリフについてちょっとかじってみたいと思います。
    もうちょっと、お勉強にお付き合いくださるとうれしいです。


    これは、ものすごーく大事!!
    大切なので後で、また記事に載せます。



    皆さん、「セリフの機能」について考えたことはありますか?
    セリフには三つの役目があるといわれているそうです。

    ①事実を伝えるコト
    ②キャラクターの心理、感情を表すコト
    ③ストーリーを進展させるコト

    なのだそうです。
    例えばこういう会話があるとします。

    A「・・・オレ、なんでCにあんなにヒドイこと言っちゃったんだろ。ホントバカだ」
    コレはキャラクターの心理を表すセリフです。
    キャラクターの心中を察せられる役割があります。
    上のセリフではキャラクターの「後悔」がうかがえます。

    B「おい、A!聞いたか!?Cが昨日から家に帰ってないんだって!」
    コレは事実を知らせるセリフになります。
    キャラクターCが家に帰っていないという、今現在の事情を説明する役割です。

    A「・・え・・ッ、マジでッ・・?・・俺のせいかもしれない・・!どうしようっ」
    コレはキャラクターの感情を表すセリフです。
    今現在の、キャラクターAの感情が表立って、あらわになったのが
    セリフで説明できます。事実を知らされたことによる「動揺」ですね。

    B「後悔しても、仕方ないだろ?一緒にCを探すの手伝ってくれよ」
    コレはストーリーを進展させるためのセリフですね。
    このキャラクターBのセリフにより、ストーリーはキャラクターCを
    探す展開へと進むことになります。

    と、このようにセリフの三つの機能を充分に組み合わせて漫画は進みます。
    セリフの機能を充分に理解していないと、
    ストーリーを進展させるためだけの腹話術のような会話や
    ただ感情を表立って表現するだけのストーリーが進まない会話などなど。
    漫画の表現を活用しきれていない会話をキャラクターにさせて、
    魅力を半減させてしまっているかもしれないのです。

    このセリフの三つの機能を織り交ぜて、キャラクターに会話をさせるだけで
    だいぶ、漫画の雰囲気が変わります。

    これは、ちょっとびっくりしますよ。




    今日は、ここまで。
    てゆーか、ここまで読んでくれた人・・・・・いるの?
    長すぎましたね。読んでくれた方はご苦労様でした!
    ホントありがとうございます!!神様です。




    皆様のお役にたっているのかどうかわからないこのお勉強会。
    とりあえず、コメントや拍手をくださる方が居る限り、
    その方のために、ちょくちょく開いていこうと思ってます。
    皆様は、漫画のどういうところを指摘されたり、
    つまづいてしまったりしてるんでしょう??
    やっぱり、私とつまづいているところは同じなのでしょうか??
    それとも、こんな初歩的ミスを犯しているのは私だけだったり??

    次回、お勉強会をやる機会を頂けた時も、
    呆れないでお付き合いくださると幸いです。
    お前はバカなところで失敗してるなーって、笑ってください。









    過去拍手本当にありがとうございました!!!
    ホントに励まされます・・・・ッ
    コメントうれしかったですッ・・・ありがとう!!

    コメントをかいてくださった方は、
    この記事の右下に小さく書いてある「つづきを読む」を
    クリックして、コメントの返事を読んでください。
    ありがとう!


    拍手[17回]

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    初心者が犯す間違いって同じなんだよね・・・。


    たくさんのコメントありがとうございましたッ!!
    ご意見の中に、心理描写よりも人物紹介の方が、
    説明が先じゃないの?というもっともなご意見をいただいたので
    (大変参考になるご意見ありがとうございました!!)
    まずキャラクター紹介についてちょっと、考えていきたいと思います。
    あまりにも、初心者向けなので、
    「こんなのあたりまえだろッ」ってがっかりされるかもしれません。
    あくまで、私が注意された漫画の失敗例なので、ご了承ください。



    今日は、漫画のお勉強会みたいなモノですので
    興味のない方や、影響を受けたくない方はここまで。









    ①キャラクター紹介の説明不足

    初心者が犯すキャラクター描写の誤りの内、
    筆頭に挙げられるのがキャラクター紹介の不足だそうです!
    漫画を読んで「よく、わからない」っていうモノの多くは
    このキャラクター紹介の説明不足によることから起こる問題らしいです。

    ここで、まず頭に留めておかなければならないことは、

    「キャラクターの紹介は登場人物にするのではなく、
    あくまで読者にするモノ」

    であるということです。

    このことを、ちゃんとわかっていない私のような初心者は
    キャラクターを登場させるとき、「自己紹介」というあざとい手法に逃げるのです。
    「自己紹介」とは、キャラクターがキャラクターをセリフで説明すること。
    女好きで有名なカッコイイ先輩を登場させるとき、
    「あいつ!女好きで有名な2年の〇〇じゃん!」とか、
    「何年何組の〇〇先輩。女好きで超有名、お前も弄ばれないように注意しろよ」とか、
    セリフだけでそのキャラクターを説明しちゃうんですね。
    でもこれじゃ、ダメ。

    そのキャラクターの「動き」なり「行い」なりで、
    読者に「あ!なんて、女好きなヤツなんだッ」って自然に理解されるようなコマを描かなきゃ、
    誰もそのキャラクターに見向きもしません。
    女好きなら、女の子と絡んでいるシーンをちゃんと描いて、
    そのうえで、女好きの上にイケメンという設定ならば、
    男子生徒から嫉妬されている描写なども加えなければ、
    そのキャラクターの登場シーンは失敗です。
    私はコレを何度も注意されました。
    意外と初心者の方の多くは無意識にコレをやっちゃって、
    読者を置き去りにしているそうなのでご注意を。



    気まぐれにこんな感じで、お勉強会というか・・・・、
    注意されたコトの反省をするので、呆れないで
    お付き合いくださるとうれしいです。
    毎回こんな記事じゃ、疲れちゃうと思いますので
    ホント、気まぐれにたまにやるくらいですのでご心配なく。

    今度、お勉強会を開く機会を頂けましたら
    その時は「セリフの機能とセリフを面白くする技術」について
    記事に載せようかなーって思ってます。
    これはすごく参考になりました。

    またコメントや拍手を頂けた場合にのみ、その方のために
    お勉強会を開こうと思っていますので、
    その時はお付き合いください。






    過去拍手ありがとうございました!!
    コメントもたくさんいただき感激ですッ・・・!!
    この記事の右下に小さく書いてある「つづきを読む」をクリックして、
    コメントの返事を読んでください。
    本当に、ありがとうございましたッ!!

     

    拍手[9回]

    コメントをくれた皆様、本当にありがとうッ!!

    img047.jpg

































    たくさんのコメントをいただきました。
    ほんっっっっとに、うれしいッ!言葉じゃ言い表せない・・・・ッ
    励ましのお言葉、応援のお言葉、喝を入れてくださった方。
    ありがとうございました!!
    返事は追記でさせていただきましたので
    コメントを書いてくださった方は、ぜひ読んでください。




    今日は、朝からガキんちょみたいにベソかいているアンナに母が折れ、
    一日中、添削につきあってくれました。
    初心者に多い間違いをアンナはすべて犯していたらしく、
    その一つ一つを丁寧に訂正していってくれました。
    目からウロコってのはこのことです。
    とっても参考になりました!!
    母は、ボツになった自分の漫画(ネーム&プロット)とアンナの漫画と、
    シナリオの基礎技術の本を参考に何がいけなかったのかを解説してくれました。



    今回もちょっと長い記事ですのでご注意を。
    この下からは漫画のお勉強会みたいなモノですので、
    興味のない方や影響を受けたくない方はここまで。








    まず、アンナが犯した漫画の間違えを紹介。

    ① 魅力のないファーストシーン(漫画の1ページ目にくるエピソード)
    ② 人物の統一感のない情緒&心理描写の間違い
    ③ ストーリーの伝達の悪さ&人物紹介の不足
    ④ セリフの誤り
     
    などなど。そのほかにもたくさん細かく言われたのですが、
    個人的に大きくこれらが大切なのではないかなと思いました。


    ①魅力のないファーストシーン

    まず、初心者が犯す間違いはココらしい。
    読者に「何が起きるだろう?」って疑問を持たせるのはすごく大事な技術。
    人間は疑問を追及する習慣がある生き物だからだそうです。
    だから、ファーストシーン(1ページ目のエピソード)で
    何か仕出かしそうなキャラクターを出したり、
    このストーリーは何が起きるんだろうって思わせるのが「つかみ」。

    それを踏まえて、物語を「どのシーンから始めるのか」を考えます。
    コレはすごく大事なことだと思いました。
    例で言うと、恋人同士の痴話ゲンカの果てに仲直りって漫画を描こうと思ったら、
    みなさんならどこのシーンから始めます??

    いきなり喧嘩してるシーンから始めて読者に「なぜ、喧嘩したの?」って
    疑問を持たせ、ページをめくらせますか?

    それとも、ラブラブなところを紹介してから、喧嘩に発展。という風に順序良く
    エピソードを重ねて、徐々に読者を自分の漫画に引き込みますか?


    どこから始めるかにより、そのストーリーはまったく違う魅力を放つのです!!


    しかも、読者の漫画を読む姿勢も変わります!!
    「どうして喧嘩したの??」っていうつかみによる疑問の姿勢なのか
    「あんなにラブラブだったのに、早く仲直りしてーッ」っていうハラハラな姿勢なのか。
    読者の漫画の見方がファーストシーンで決まるのですッ・・・・

    こ・・・・怖いッ!!


    んで、アンナがどうしてココを間違っていると指摘されたのかというと・・・

    恋愛モノなのに、恋人たちが会わない以前のエピソードから始めてしまっている。

    と、いうコト。
    まず主人公と場所、それに主人公を取り巻く状況を説明しなきゃっていう
    固定観念がアンナにはあり、それを1つずつ、
    1ページ目のエピソードで説明したんです。
    それが、読者には親切なのかなって思って。

    ココは学校ですよーっていうのを説明するために1コマ目に学校を描いて、
    2コマ目にこの子が主人公ですよーって感じでアップを描いて、性格を描写。
    それから無駄に名もなきサブキャラのクラスメートと、
    2ページ目の終わりまで状況説明。
    3ページ目でようやく相手役登場。

    事情や状況を説明するためとはいえ、16ページでコレはない・・・・
    こんな始まり方じゃ読者は飽きて、ついてきません。とのコトでした
    そりゃそうだ。納得。

    母は私のこの間違ったファーストシーンをこういう風に変えました。
    1ページ目の1コマから主人公登場。学校の絵を省きました。
    2コマ目で場所説明。ここは学校の教室だよーっ。
    しかも主人公は授業中に寝ちゃうような不真面目ちゃんだよー。
    ていうのを1コマで表現しちゃいました。
    すごい。
    しかも!サブキャラのクラスメートとの状況説明のシーンを全部省き、
    相手役を登場させちゃいました。
    ・・・・・そうなのです。
    クラスメートを使った主人公を取り巻く事情説明は、相手役でも
    できちゃうんです。(あくまで私の漫画の場合ですが)
    こういう風にプロは無駄を省いているんだなーって感心しました。

    登場人物紹介から事情説明に3ページ費やしたアンナの漫画は、
    わずか2ページでめっちゃスマートで読みやすいものに変貌をとげました
    丸々1ページ、母は私の漫画から無駄を省いたんですねー。
    しかも、余ったその1ページは後々の転の部分に回され、
    物語がドラマチックに展開されました。

    これはもう・・・、ホントに指摘されるまで無駄とかわからないんですよ。
    言われて初めてどこが無駄なのか気づくんです。
    びっくりしました。


    はい。というわけで、今日はここまで。
    明日は心理描写について、ブログに載せようと思ってるんですけど・・・
    あ・・興味ないですか?


    ちょっと、載せるかどうかはみなさんのご感想次第ということで・・・
    拍手とかコメントとかを頂けましたら、
    その方のために明日もお勉強会を開きます。
    その時はお付き合いください。




    過去拍手ほんとうにありがとうございます!!
    ほんッとに励まされました!
    コメントを書いてくれた方は、この記事の右下に小さく書いてある
    「つづきを読む」をクリックして、返事を読んでください!!

    コメントありがとうございますッ!!!!

     

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