・・・ 忍者ブログ
ここは挫折を繰り返した末、 漫画家を目指し始めたばかりの超初心者の管理人が BL漫画の勉強をするブログです。 怠慢な性格なんですが、 地道にマイペースにやっていきたいと思っています。
03
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • 管理画面
    カレンダー
    02 2025/03 04
    S M T W T F S
    1
    2 3 4 5 6 7 8
    9 10 11 12 13 14 15
    16 17 18 19 20 21 22
    23 24 25 26 27 28 29
    30 31
    最新CM
    [06/12 annxezx]
    [12/28 h.k]
    [12/20 超初心者(´-ω-`;)ゞ]
    [09/11 なおと]
    最新TB
    プロフィール
    ここは挫折を繰り返した末に漫画家を目指し始めた超初心者PNアンナの日記です。
    HN:
    アンナ
    性別:
    女性
    職業:
    フリーター
    趣味:
    BL漫画あさり
    バーコード
    ブログ内検索
    P R
    カウンター

    [PR]

    ×

    [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

    生々しい現場のコトバ・・・・・


    この記事は消す場合もあるのでご了承ください。


    今回はちょっと私の周りにいる元編集さんと漫画家さんたちの言葉を
    参考に勉強を進めていきたいと思うんですけど・・・


    『本当にプロになりたい人』向けの記事になってしまいました。


    これは載せようかどうか本当に悩んだものなんですけど、
    このブログにコメントをくださる方はプロを目指している方たちが多く
    悩みもどうやら共通しているようです。

    絶対に一歩前に抜きんでてプロになってやる!!

    って意気込みの方には参考になるはずです。
    実際にアンナはこれでプロになるというビジョンがはっきりつかめました。
    でも漫画家を目指してない読者側からしてみればちょっと生々しいかもです。


    それでもいいよーって心をお持ちの方だけ下へどうぞ。
    この下からは漫画家になりたい人向けのお勉強会なので
    興味のない方や影響を受けたくない方はここまでです。































    初めて描いた漫画を元編集さんに見てもらった時のことでした。
    今でもはっきり覚えています。
    お金をもらえるプロとアマの違いをはっきりと彼女は教えてくれました。

    似たり寄ったりの話でも異色を放てて面白い漫画と
    ありきたりって評価されてしまう漫画の差とは何か??

    それは「味付け」。
    周りの漫画と比べてより『パンチ力』があるかどうかが最大の鍵となります。

    じゃあ、『味付け』って具体的にどうするの?


    それが今回の勉強の内容です。
    漫画を読み始めて面白い!と読者がまず思うものとは、
    なにかわかります?

    キャラクターの登場シーン?
    入り込みやすいファーストシーン?
    突拍子もないエピソード?

    どうやら そうじゃないみたいですね。


    実は『主人公が落ち込む困難な事態』に大変興味を示すのです!


    実はファーストシーンもキャラクターの登場シーンも
    この『主人公が落ち込む困難な事態』へ進むための前準備なんです。
    (同時進行でシナリオを進めることができるのがベストなんですが・・・)

    どのシナリオの本にも書いてあるので重要なコトなのでしょう。
    そこのところを頭に入れて、自分の考えたストーリーに『味付け』をする、
    ちょっとした方法をたくさんの本や意見を参考に紹介してみようと思います。
    たくさんあるんですけど、まずは1つだけ。

    カセ(枷)を『味付け』の材料にしてみる場合

     カセ とはなにか?
    カセとは『登場人物が目的に向かおうとするときにジャマになるもの』
    と定義したいと思います。

    例えば‐ あるバイト店員が店長に恋をした ‐という話を作りたい場合に
    恋をした時点から話を始めるとします
    でも読者からしてみたら
    「勇気出してさっさと告白すりゃ済む話でしょ?」
    ってカンジですよね。
    漫画は読者を納得させて読ませるモノなので、
    これだけじゃページを進めてもらえません。
    ・・・残念なことに・・・

    そこで登場するのがカセ(主人公の目的をジャマするモノ)です!

    BLモノで一般的に使われているカセの一例として
    『主人公が同性愛者で相手役が異性愛者』またはその逆というものがあります。
    とてもわかりやすいっスねー。
    片方が異性愛者なので告白できないというワケです。

    でもこれはもう使い古されてしまっていて、
    編集側にしてみれば持ち込まれたときなど「ああ、このノリか」と受け取るらしく、
    プロ側にしてみてもこのカセを使うのは腕がいるのが現状のようです。
    (あくまでアンナの周りの人たちの意見です)

    でもココで『じゃあ、このカセは使えないじゃん』って諦めるのは早すぎます!

    そう!『味付け』の出番です♪
    この『同性愛者と異性愛者の恋愛』というカセ1つだけで話を進めようとするから
    「またか」って感じに捉えられちゃうだけの話なんです。

    カセをもう一つ作っちゃいましょう!
    カセはいくつか種類別できるので参考までに。

    ① キャラクターに対する宿命的なカセ
    例 (先ほどの例の『同性愛者と異性愛者の恋愛』がこれに該当します。
       『身体のコンプレックス』とか
       『絶対に言えない過去』などもある)

    ② 約束やルールのカセ
    例 (『相手に好意を持っちゃいけないという外部から圧力』や
       『同性愛は禁止』とかいうルールなど。
       『寮の部屋の行き来が禁止されてる』とか)

    ③ 時間的なカセ
    例 (『スキな相手が明日海外転勤してしまう』とか、
       『あと半年の命とか』など)

    ④ 物に関係するカセ
    例 (『元恋人の持ち物を持っていたせいでのすれ違い』や、
       『相手のケータイをのぞき見したことで発覚する問題』など)

    ⑤ 状況的なカセ
    例 (『住んでいるその土地を動くことができない』とか、
       『ビンボーなせいで恋人にプレゼントができない。』
       『相手、または自分にはすでに恋人が居る』など)

    キリがありませんねー。
    これくらいにしておきましょう。
    素人のアンナがちょっと考えただけでもこれだけのカセが思いつきました。
    もっともっとたくさんあるはずです。

    では上の例にあった ‐バイト店員が店長に恋をする‐ というストーリーに
    カセをつけていきましょう。

    まずは王道の『主人公が同性愛者・相手役が異性愛者』というカセに
    『あと3日で店長が他の店へ異動になる』という
    カセを加えてみましょう。
    時間のカセですね。
    めったに会えなくなってしまう上につながりもなくなってしまうという
    切迫感によって、主人公はより行動的になるはずです。
    以前の記事にも載せた『動機』も十分に果たせます。

    また違うパターンとして『主人公が同性愛者で相手が異性愛者』というカセ
    +『店長には忘れられない人が居る』っていうカセを加えてみると
    ‐ バイト店員が店長に恋をした -というストーリーは上のパターンとは
    全く違う魅力を放ちます。
    主人公が告白できずにいることにたいして読者も納得するでしょうし、
    応援したくなると思います。


    つまり『味付け』ってこういうコト。
    以前記事に載せた『動機づけ』も実は『味付け』の材料の1つなんです。
    カセと動機づけは似てるようでちょっと違うので、
    興味がある方は以前の記事を読み返してみてください。

    『主人公が同性愛者で相手役が異性愛者』ってカセだけじゃ
    ここまでパターンは広がらなかったはずです。
    私たち素人は『面白さ』の意味を履き違えてしまっていることが多く、
    テーマに沿わないエピソードや、ムダな設定ばかりに
    気を取られすぎて変に凝ってしまうようです。
    大いに損をしているんだなーって反省することだらけでした。

    ストーリーを作るときには『テーマ』がもちろんあるはずです。
    そのテーマに沿えることができるカセをチョイスして『味付け』してみると
    一味も二味も変わってくるんじゃないでしょうか。

    主人公の行く手をどんどん阻んで、主人公にはドタバタしてもらいましょう♪
    人間っていうのは一生懸命頑張る人にはエールを送ってしまうモノです。
    主人公が困難な問題に直面してはがんばるその姿に読者も共感してくれる
    のではないでしょうか?


    今回はここまでです。
    めちゃくちゃつまらない内容になってしまいましたね・・ごめんなさい。
    でも、これはものすごく大切だと思ったので勇気を出して記事にしました。

    とりあえずコメントや反応が薄いなーって感じたら
    この記事は速攻消すのでご安心ください。

    拍手やコメントがあった場合は、またこんな感じで
    アンナが勉強している内容をブログに載せていこうと思っているので
    その時はお付き合いください。
    ココまで読んでくれたあなたは神様です。
    どうもありがとう!




    過去拍手・コメントどうもありがとうございます!!
    めちゃくちゃ嬉しかったですッ1月17日以降にコメントを下さった方は
    わかりやすいようにここの記事の右下にある追記に返事を書きました。
    つづきをよむをクリックして返事を読んでください。
    この記事を消しちゃう場合には次の記事にちゃんとまた返事を書くので
    ご安心を♪
    どうもありがとう!!

    拍手[26回]

    PR

    ちょっとした工夫でキャラはイキイキしだすんだって。

    img058.jpg






































    持ち込みに行った作品で、反省会をしました。
    見てもらった編集さんには『面白みがない』『どっかで見た気がする』
    って言われた。
    その編集さんは絵に関しては詳しく教えてもらえたけど、
    ストーリーに関してはあまりにも抽象的すぎて頭の悪い私には
    具体的な解決案が見出せなかったので、結局ママに泣きついた。

    すると意外な言葉が返ってきた。




    ココから先は反省会をかねた漫画のお勉強会みたいなものなので
    興味のない方や影響を受けたくない方はココまで。






















    母「つまんない原因は『キャラを置き去りにしてる』からかもよ?」

    キャラクターを置き去り??
    どゆこと?

    私の漫画のワンシーンでちょっと例をあげてみましょう。
    これは起承転結で言う『起』の部分のシーンです。

    A「なになに?どこ行くの?」
    B「職員室。呼び出しくらっちまった」
    A「なにしたんだよお前・・・」
    B「三年生ぶん殴った」
    A「・・・マジで?」

    って、これがアンナの漫画のセリフそのままです。
    ―Bが職員室へ呼び出しをくらっている―という情報を
    読者に伝えようと思ったワンシーンです。

    このセリフのやりとりで何がわかるでしょうか?

    キャラクターAとBの関係は?
    キャラクターAはどんなやつ?
    キャラクターBはどんなやつ?

    絵を取って、セリフだけで見てみたら問題点がよーくわかりますね(泣)

    セリフの時点でもうありきたりで面白くないんです。

    ようするにコレが『キャラクターを置き去りにしている』ってこと。
    Bが職員室へ呼び出しをくらっているっていう情報はちゃんと
    読み手には伝わっていると思いますが、説明することに夢中になって
    キャラクターを生かしていないんです。

    盛り上がるシーンにだけ、キャラクターが活発になって
    こういう普通のシーンじゃ誰もが思いつくようなつまらない会話になる

    この傾向が漫画がつまらないと評価される原因の一つであると
    言ってもいいと思います。
    では少しさっきの会話に修正案を出してみましょう。

    A「俺をおいてどこ行くの」
    B「誰が教えるか」
    A「あ、わかった。職員室でしょ」
    B「・・・・」
    A「・・・・図星?三年殴ったとか言うなよ」
    B「・・・・・・・・」
    A「・・・マジで?」

    どうでしょうか?
    ちょっとはマシになったかな??
    『三年生を殴ってBが職員室へ呼び出された』って情報は伝わりました?
    あとはこのセリフを見て、読者がキャラクターAとBの性格とか関係とかが
    なんとなく想像できるようになっていれば合格点なんですけど・・・・・

    最初の例では実はセリフのテンポが単調で英会話みたいだから
    つまらないと判断されてしまったワケですね。
    会話の返事があらかじめ想像できてしまうのです。
    でも修正案では会話のテンポをわざとずらしてみました。

    キャラクターBが返答して伝えるはずの情報をキャラクターAに言わせる。
    キャラクターAのセリフに対してキャラクターBの無言の返事。
    って感じで。

    初心者は律儀にセリフにはセリフで応答するクセがある傾向がみられていて、
    その理由は、ストーリーを展開させることばかりに気を取られすぎているから。
    その結果、キャラクターは『二の次』になってしまって読者につまらなく感じさせる。

    アンナがそうなんで間違いないようです。
    セリフは1、2、3、4って感じで順序良くすすめるんじゃなくて
    『1、3、2、4』とか『1、2、4』って感じで飛躍させたり意外なセリフで返したりすると
    あっという間にキャラクター同士の会話がイキイキしだすそうです。

    これは覚えておいて損はありません。

    こういうちょっとしたワンシーンにまでこだわった人間が上に行くんだなぁって
    アンナはつくづくそう思いますねー。
    漫画が単調でつまらないとか、ありきたりとか言われてしまったら
    ストーリーを見直す前に、セリフ(キャラクター同士のかけあい)を
    見直してみるのをオススメします♪面白いくらいキャラクターが生きだしますよ。



    登場人物にお行儀よく返事をさせる必要はないワケです。


    とりあえず今日はここまでです。
    つまらない人には本当につまらない記事なので
    コメントを下さったり、拍手があったりした場合
    またこういう記事をちょくちょく載せたいと思っているので
    その時はお付き合いください。



    過去拍手本当にありがとうございましたッ
    めちゃくちゃうれしかったですッ!


    拍手[24回]

    知っておいて損はない


    いつもコメントありがとう。
    めちゃくちゃ嬉しいよ。優しすぎるよ、あなたたち。


    ご心配おかけしました。ニートとして再出発しようと思います。
    入院中はですねー、ちやほやされてとても幸せでした。

    そんな私の様子を見たみんなが口をそろえて言った言葉は

    「お前はホント、神経図太いよ!!」

    何をいまさら。
    ヘコむ時はとことんヘコみますよ?
    そりゃもう、死にてぇって思うくらいヘコむ。
    だけど私は
    超くだらない些細なコトで簡単に立ち直ることができる人間なのです。
    てゆーか、一週間後くらいにはヘコんでいた理由すら忘れます。

    バカってサイコー。





    ここから先はちょっとしたお勉強会みたいなモノですので
    興味のない方や影響を受けたくない方はここまで。



     





    今回は奥が深いですよー



    ≪人物紹介≫と≪ファーストシーン≫を過去に記事に載せたのを
    覚えていますか?
    この二つは起承転結の≪起≫の部分において大切な手法です。

    そして、漫画家になろうと思うなら
    この≪起≫を完ぺきに乗りこなせられるようにならなきゃいけないそうです。

    なぜなら読者さんも編集さんも、作品を見る角度こそ違えど、
    この≪起≫を重視するからです


    さて、私たち漫画家の卵は≪起≫をどれくらい重要視しているでしょうか?
    ≪起≫についてどれくらいの知識を持っているのでしょうか?

    ≪起≫とは天(時代)地(場所)人(キャラクター)を紹介する部分です。

    このことを踏まえて、まずはキャラクターの紹介。天地人の「人」についてを
    少し掘り下げて考えてみましょう。

    キャラクターを紹介する際には
    4つの要素が説明されてなきゃならないそうです。
    その4つをちゃんと読者に紹介できなくちゃ話にならないそうです。

    ①性格
    ②境遇
    ③職業および地位
    ④キャラクターを取り巻く人間関係

    ページ数が限られる短編においてキャラクターの登場シーンで、
    絶対に避けなくてはならない失敗があります。

    キャラクターの「性格」だけを紹介するコトです!

    どういうこと?

    つまりはですね。
    物語(ストーリー)の進行中にキャラクターがそのエピソードで
    どう行動を起こすかによって、性格を描写していくのかが重要なんです。

    例えば主人公Aが昼休みに昼食を買いに行こうとするシーンから
    物語を始めることにしましょう。
    急がなければお目当ての昼食が売り切れてしまいます。
    しかも昼食を約束している恋人が屋上で待っている現状。
    あわてる主人公A。でもその途中でお金が
    自動販売機の下に転がり落ちてしまいました。
    お金はたった一円。
    なのに主人公はその一円を拾うためだけに全身全霊をかけ
    昼休みをつぶしました。

    上のエピソードでは
    主人公は「恋人よりもお金」の信条を持っている性格であることがわかります。
    と、同時にドラマも主人公Aの起こした行動(お金を落として拾おうとする努力)
    によって進行したのがお分かりいただけたでしょうか?昼休みがつぶれましたね。

    ストーリー展開もキャラクター紹介も同時進行でなくてはいけないのです。

    ここで、主人公Aの性格をきちんと紹介したあとに、次のシーンで
    お金を自動販売機の下に落として、また次のシーンでああ、大変だ拾わなきゃ!
    なんて感じでお行儀よく話を進めても
    読者はついてきませんし、編集にも能力の底を見抜かれてしまうそうです

    こ・・・・怖いッ・・・・!!

    き・・・気持ちを切り替えて次に行きましょう。
    キャラクターの境遇っていうのは何を指すのか。

    境遇とは「ドラマの中で必要なそのキャラクターの立場」を言います。

    上の例に沿って考えてみましょう。
    主人公Aの家は大家族ビンボーである。・・・これが境遇です。
    だから執拗にお金に執着する性格であるという裏付けになります。

    この「境遇」はストーリーの進行に大きな役割をになうものに限ります。

    ストーリー上に関係ない境遇は説明する必要はないのです。
    ここはよーーーく考えて、見極めていきましょう。
    ストーリー上に関係ない境遇をいくつも並べる初心者は
    めっちゃくちゃ多いそうです。アンナもその一人です。
    設定が多い方がなんか凝っている感じに見えちゃうんですよね。

    「境遇」とは逆に「職業か地位の説明」ってのは
    ずいぶん存外に扱われているみたいですね
    高校を舞台にしても
    何年生?教師?生徒?いくつか疑問が湧き上がります。
    生徒だったら何年生なのか、教師だったら何を担当しているのかくらいは
    説明しておいたほうがいいかも。結構忘れがち。

    サラリーマンモノではここはきちんと読者に伝えましょう・・とのコト。
    何課に勤めて、どんな仕事を担当して、どんな立場についていて~とか
    社会人ものでココをアバウトにしてしまうことはマイナスなのだそうです。

    キャラクターの人間関係っていうのは、キャラクターを紹介する際には
    一番大事なこと。
    要するにキャラクター同士の利害関係や親密度を
    はっきりさせなきゃならないのです。
    あいまいなままストーリーを進めると「よくわからい」現象を引き起こします。

    ここで初心者の悪いクセがでます。セリフで「こいつはおれの恋人」とか
    「大好きな先生」とか言っちゃって説明したつもりになってませんか?
    恋人同士ならスキンシップやアイコンタクトなどといった感じで親密度を
    はっきりと読者に「見せる」ことが大切。
    キャラクター同士の言葉づかいのニュアンスを変えるのもコツらしい。

    例えば重たいプリントを持ってもらったときにする返事とかですね
    ふつうは「ありがとう」って感じの返事をしますよね。
    でも「ありがとう」だけじゃ二人の親密度はわかりません
    下の例を見てみましょう

    A「重たいだろ?もつよ」
    B「あ・・・わざわざすみません」

    少しよそよそしいですね。そこまで親密ではないのがわかります
    ではコレはどうでしょう

    A「重たいだろ?もつよ」
    B「余計なお世話なんですけどー」

    仲悪そうですねー。
    ではコレはどうでしょう

    A「重たいだろ?もつよ」
    B「いつも、ありがとv」

    いつも手伝ってもらっている様子。仲良さげですね。

    このように返事一つ凝るだけで、二人の関係が想像できるようになります。
    「ありがとう」「ごめんなさい」「おはよう」「うん、わかった」などなど
    一般的に使う言葉を最大限に利用しない手はありません。

    こういうところで「・・・ごめん」とか「ありがとう!」なんてありがち・・というより
    普通の返事でシーンを済ませて損している人は多いそうです。

    ・・・もったいない・・・

    って・・・アンナのコトじゃん!!
    笑うしかないなー、もう!!



    以上がキャラクターを紹介する際の大まかな注意点になります。
    きっと他にも色々あるはずです。これだけじゃないでしょう。
    キャラクター紹介一つをとってもこんなに気をつけなければならないことは
    あるんですねー。

    今日の記事を見てこんなの常識でしょって思った人は大勢いると思います。
    でも、大切なコトだと思って、わざわざ記事にしてみました。
    こういう読者に対する小さな気づかいの積み重ねで漫画はできてるんです。
    プロの漫画家はこの小さな積み重ねがちゃんとできている人たちだと思います
    憧れますね。

    漫画の構成の技術は本当にたくさんあります。
    きっとすべてを使いこなせている漫画家なんてごくわずかでしょう。

    カセ・伏線・チェンジオブペース・対照と比喩・ストラッグル・シャレード
    アンチテーゼなどなど勉強してもキリがありません。

    でも知っておいて損のない技術たちです。

    ≪起≫の技術はまだ三分の一も説明できてません。
    アンナがまわりのプロたちに指摘されたことはこれだけじゃないです。
    私の描いた漫画の評価をまとめたダメだしノートを見たらびっくりしますよ?


    お勉強会はあくまで超初心者アンナのレベルで行っているものなので
    ご了承くださいね。皆様のお役に立てる勉強もしたいんですけど・・・
    バカですみません、ホント。超初心者ですみません。


    過去拍手・コメント本当にありがとう!!
    この記事の右下に小さく描いてあるつづきを読むをクリックして
    コメントの返事を読んでください。
    心配かけちゃったね。ありがとう。





    拍手[7回]

    お勉強につきあって下さる皆様に感謝ですッ


    コメント本当にありがとうございますッ・・
    漫画の描き方について悩んでいるのは
    自分だけじゃないんだなーって、励まされるんです。
    呆れないで、お勉強会に来てくださるお方にホント感謝です。






    今回の記事は、漫画のお勉強会みたいなものですので、
    興味のない方や、影響を受けたくない方はここまで。










    前回、「セリフの機能」についてを記事に少しだけ載せました。
    それをちょっと、おさらいしてみましょう。
    セリフには三つの役割があるといわれています。

    ①事実を知らせるコト
    ②人物の心理・感情を表すコト
    ③ストーリーを進展させるコト

    でしたね。
    前回の記事に、少し詳しくこのことについて載せているので、
    見ていない方やちょっと気になった方は、前回の記事を読んでみてください。

    このコトを踏まえて今回は、
    「初心者が過ちを犯していることにさえ気づかない過ち」
    について勉強してみたいと思います。

    <セリフとは、そのキャラクターが、そのシーンにおいて
    どうしても言わなくてはならない、絶対唯一のモノ>

    であると、考えて差し支えないようです。
    漫画とは一本道、つまり私たちがその漫画で語りたい「テーマ」という道に沿って
    ストーリーを進めていくものです。その道から逸れるようなセリフは省くべきなのです。

    一本のセリフの中で、テーマ(話の流れ)を二つも三つも言ってしまってませんか!?

    例えばこうです。
    A「B・・お前の恋人はいいよなぁ、俺も恋人がほしいよ。・・ああ、そういえば
    話は変わるけど、文化祭の出し物についてちゃんと考えたか?」

    ・・・わかりました?
    コレはものすごく、やっちゃっている人が多いそうです!
    「ああ、そういえば話は変わるけど」・・っていうフレーズから
    セリフのテーマ(話の流れ)が真っ二つに分かれてしまっているのです。

    ①キャラクターAがキャラクターBの恋人を羨ましがる話の流れ
    ②文化祭の出し物についての話の流れ

    この二つの話の流れが混ざってしまっているために、
    読者はどちらの話についていこうかと混乱します。

    これから言うことは、ものすごく重要です!!


    セリフはどんなに長いものであろうと、短いものであろうと
    一番おしまいの部分が読者の印象に残ってしまうのです!!


    そして、結論としてセリフの後半の「文化祭の出し物」についての話に
    焦点を合わせて読者は漫画を読み進めることになります。
    ならば、前半の「キャラクターBの恋人を羨ましがる話の流れ」はいらないのです。
    しかし、作者が「キャラクターAがキャラクターBを
    羨ましがるシーン」を本当は伝えたかったのだとすればどうでしょう。
    上のセリフは大失敗ですね。
    セリフの機能を理解していない証拠です。
    「人物の感情と心理を表す機能」と「ストーリーを進展させる機能」
    この二つのセリフ機能を一つにまとめようとしたコトによる失敗例です。
    この大失敗に初心者は気づけないのです。

    お分かりいただけたように
    どうしても、読者に伝えたいセリフ、覚えてもらいたいセリフというものは
    漫画にはあります。
    大切な一言を読者に印象付けるためには、セリフのおしまい(結論的な場所)に
    重要なセリフを置く必要があるのです。

    ①「マジ好きです。答えはすぐに出さなくても結構です・・・・・ゆっくり考えてください」
    ②「答えはすぐじゃなくてもかまいません。ゆっくり考えてください。マジ好きなんです」

    上のセリフでも、お分かりのように、同じ内容のことを言っているのに
    ずいぶん印象が変わりますよね。
    「自分の気持ちをゆっくり考えてほしい」という考えを印象付けたいのか、
    それとも「相手のことが本当に好きである」という心境を印象付けたいのか?

    つまり、読者に何を一番伝えたいのか?

    セリフ一つでも、軽く考えないで、よーく練りこむ必要がありそうです。
    セリフは奥が深いですねー。




    そのキャラクターだからこそ言える一言を追及する楽しさは
    モノ描きにしかわからない喜びの一つです。

    皆様、セリフ作りを楽しみましょうッ!!




    今日はココまで
    ここまで読んでくれた方・・・・・います??
    疲れましたよね、ごめんなさい。よく、目を休めてくださいね。
    お勉強会は、コメントや拍手をくださった方がいらっしゃった場合にのみ、
    その方のために、開いていこうと思っています。
    お付き合いくださってホントにうれしかったです。

    明日載せようと思っている記事の内容は「キャラクターの会話」について。
    セリフの続きを、少し勉強していこうかなーって思ってます。

    ・・・まあ、読みたいと思ってくださる方が居ればの話ですので。
    ご了承ください。




    たくさんの拍手ありがとうございました!!
    それに、コメントもッ・・・・
    めちゃくちゃ、うれしかったですッ!
    ありがとーッ!!!!
    この記事の右下に小さく書いてある「つづきを読む」をクリックして
    コメントの返事を読んでください。
    ありがとうございました。

    拍手[19回]


    [1]  [2]  [3


        ◆ graphics by アンの小箱 ◆ designed by Anne ◆

        忍者ブログ [PR]