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ここは挫折を繰り返した末、 漫画家を目指し始めたばかりの超初心者の管理人が BL漫画の勉強をするブログです。 怠慢な性格なんですが、 地道にマイペースにやっていきたいと思っています。
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    ここは挫折を繰り返した末に漫画家を目指し始めた超初心者PNアンナの日記です。
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    アンナ
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    フリーター
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    BL漫画あさり
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    知っておいて損はない


    いつもコメントありがとう。
    めちゃくちゃ嬉しいよ。優しすぎるよ、あなたたち。


    ご心配おかけしました。ニートとして再出発しようと思います。
    入院中はですねー、ちやほやされてとても幸せでした。

    そんな私の様子を見たみんなが口をそろえて言った言葉は

    「お前はホント、神経図太いよ!!」

    何をいまさら。
    ヘコむ時はとことんヘコみますよ?
    そりゃもう、死にてぇって思うくらいヘコむ。
    だけど私は
    超くだらない些細なコトで簡単に立ち直ることができる人間なのです。
    てゆーか、一週間後くらいにはヘコんでいた理由すら忘れます。

    バカってサイコー。





    ここから先はちょっとしたお勉強会みたいなモノですので
    興味のない方や影響を受けたくない方はここまで。



     





    今回は奥が深いですよー



    ≪人物紹介≫と≪ファーストシーン≫を過去に記事に載せたのを
    覚えていますか?
    この二つは起承転結の≪起≫の部分において大切な手法です。

    そして、漫画家になろうと思うなら
    この≪起≫を完ぺきに乗りこなせられるようにならなきゃいけないそうです。

    なぜなら読者さんも編集さんも、作品を見る角度こそ違えど、
    この≪起≫を重視するからです


    さて、私たち漫画家の卵は≪起≫をどれくらい重要視しているでしょうか?
    ≪起≫についてどれくらいの知識を持っているのでしょうか?

    ≪起≫とは天(時代)地(場所)人(キャラクター)を紹介する部分です。

    このことを踏まえて、まずはキャラクターの紹介。天地人の「人」についてを
    少し掘り下げて考えてみましょう。

    キャラクターを紹介する際には
    4つの要素が説明されてなきゃならないそうです。
    その4つをちゃんと読者に紹介できなくちゃ話にならないそうです。

    ①性格
    ②境遇
    ③職業および地位
    ④キャラクターを取り巻く人間関係

    ページ数が限られる短編においてキャラクターの登場シーンで、
    絶対に避けなくてはならない失敗があります。

    キャラクターの「性格」だけを紹介するコトです!

    どういうこと?

    つまりはですね。
    物語(ストーリー)の進行中にキャラクターがそのエピソードで
    どう行動を起こすかによって、性格を描写していくのかが重要なんです。

    例えば主人公Aが昼休みに昼食を買いに行こうとするシーンから
    物語を始めることにしましょう。
    急がなければお目当ての昼食が売り切れてしまいます。
    しかも昼食を約束している恋人が屋上で待っている現状。
    あわてる主人公A。でもその途中でお金が
    自動販売機の下に転がり落ちてしまいました。
    お金はたった一円。
    なのに主人公はその一円を拾うためだけに全身全霊をかけ
    昼休みをつぶしました。

    上のエピソードでは
    主人公は「恋人よりもお金」の信条を持っている性格であることがわかります。
    と、同時にドラマも主人公Aの起こした行動(お金を落として拾おうとする努力)
    によって進行したのがお分かりいただけたでしょうか?昼休みがつぶれましたね。

    ストーリー展開もキャラクター紹介も同時進行でなくてはいけないのです。

    ここで、主人公Aの性格をきちんと紹介したあとに、次のシーンで
    お金を自動販売機の下に落として、また次のシーンでああ、大変だ拾わなきゃ!
    なんて感じでお行儀よく話を進めても
    読者はついてきませんし、編集にも能力の底を見抜かれてしまうそうです

    こ・・・・怖いッ・・・・!!

    き・・・気持ちを切り替えて次に行きましょう。
    キャラクターの境遇っていうのは何を指すのか。

    境遇とは「ドラマの中で必要なそのキャラクターの立場」を言います。

    上の例に沿って考えてみましょう。
    主人公Aの家は大家族ビンボーである。・・・これが境遇です。
    だから執拗にお金に執着する性格であるという裏付けになります。

    この「境遇」はストーリーの進行に大きな役割をになうものに限ります。

    ストーリー上に関係ない境遇は説明する必要はないのです。
    ここはよーーーく考えて、見極めていきましょう。
    ストーリー上に関係ない境遇をいくつも並べる初心者は
    めっちゃくちゃ多いそうです。アンナもその一人です。
    設定が多い方がなんか凝っている感じに見えちゃうんですよね。

    「境遇」とは逆に「職業か地位の説明」ってのは
    ずいぶん存外に扱われているみたいですね
    高校を舞台にしても
    何年生?教師?生徒?いくつか疑問が湧き上がります。
    生徒だったら何年生なのか、教師だったら何を担当しているのかくらいは
    説明しておいたほうがいいかも。結構忘れがち。

    サラリーマンモノではここはきちんと読者に伝えましょう・・とのコト。
    何課に勤めて、どんな仕事を担当して、どんな立場についていて~とか
    社会人ものでココをアバウトにしてしまうことはマイナスなのだそうです。

    キャラクターの人間関係っていうのは、キャラクターを紹介する際には
    一番大事なこと。
    要するにキャラクター同士の利害関係や親密度を
    はっきりさせなきゃならないのです。
    あいまいなままストーリーを進めると「よくわからい」現象を引き起こします。

    ここで初心者の悪いクセがでます。セリフで「こいつはおれの恋人」とか
    「大好きな先生」とか言っちゃって説明したつもりになってませんか?
    恋人同士ならスキンシップやアイコンタクトなどといった感じで親密度を
    はっきりと読者に「見せる」ことが大切。
    キャラクター同士の言葉づかいのニュアンスを変えるのもコツらしい。

    例えば重たいプリントを持ってもらったときにする返事とかですね
    ふつうは「ありがとう」って感じの返事をしますよね。
    でも「ありがとう」だけじゃ二人の親密度はわかりません
    下の例を見てみましょう

    A「重たいだろ?もつよ」
    B「あ・・・わざわざすみません」

    少しよそよそしいですね。そこまで親密ではないのがわかります
    ではコレはどうでしょう

    A「重たいだろ?もつよ」
    B「余計なお世話なんですけどー」

    仲悪そうですねー。
    ではコレはどうでしょう

    A「重たいだろ?もつよ」
    B「いつも、ありがとv」

    いつも手伝ってもらっている様子。仲良さげですね。

    このように返事一つ凝るだけで、二人の関係が想像できるようになります。
    「ありがとう」「ごめんなさい」「おはよう」「うん、わかった」などなど
    一般的に使う言葉を最大限に利用しない手はありません。

    こういうところで「・・・ごめん」とか「ありがとう!」なんてありがち・・というより
    普通の返事でシーンを済ませて損している人は多いそうです。

    ・・・もったいない・・・

    って・・・アンナのコトじゃん!!
    笑うしかないなー、もう!!



    以上がキャラクターを紹介する際の大まかな注意点になります。
    きっと他にも色々あるはずです。これだけじゃないでしょう。
    キャラクター紹介一つをとってもこんなに気をつけなければならないことは
    あるんですねー。

    今日の記事を見てこんなの常識でしょって思った人は大勢いると思います。
    でも、大切なコトだと思って、わざわざ記事にしてみました。
    こういう読者に対する小さな気づかいの積み重ねで漫画はできてるんです。
    プロの漫画家はこの小さな積み重ねがちゃんとできている人たちだと思います
    憧れますね。

    漫画の構成の技術は本当にたくさんあります。
    きっとすべてを使いこなせている漫画家なんてごくわずかでしょう。

    カセ・伏線・チェンジオブペース・対照と比喩・ストラッグル・シャレード
    アンチテーゼなどなど勉強してもキリがありません。

    でも知っておいて損のない技術たちです。

    ≪起≫の技術はまだ三分の一も説明できてません。
    アンナがまわりのプロたちに指摘されたことはこれだけじゃないです。
    私の描いた漫画の評価をまとめたダメだしノートを見たらびっくりしますよ?


    お勉強会はあくまで超初心者アンナのレベルで行っているものなので
    ご了承くださいね。皆様のお役に立てる勉強もしたいんですけど・・・
    バカですみません、ホント。超初心者ですみません。


    過去拍手・コメント本当にありがとう!!
    この記事の右下に小さく描いてあるつづきを読むをクリックして
    コメントの返事を読んでください。
    心配かけちゃったね。ありがとう。





    拍手[7回]

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    ちょっと交通事故にあって、入院してました♪飲酒運転の車に後ろからどーんっですよ!!


    二か月ぶりのブログの更新です。
    なぜ、ブログを2ヶ月間もほっといたかと言うとですねー・・・・


    えーっと、ですねー・・・
    飲酒運転の車に歩道に突っ込まれまして、宙を舞いました。

    その結果、二ヶ月間入院してました!!
    帰ってきたよーッ!死んだと思ったねッ、あはは!
    衝撃で記憶がぶっとんだ!
    どうして深夜の2時にバイクをおして歩道を歩いていたのかわからない・・
    私はなぜ、バイクに乗らずに一人で歩道を歩いていたの・・・?
    私はいったい何を考えて、深夜2時にどこへ出かけようと思ったの・・・???

    覚えてないんですよ!!

    もう、笑うしかありません。
    強い衝撃を受けたせいで、軽い記憶の混乱を起こしまして・・
    これがものすごい経験なんですッ!
    ホント、今でも信じられない・・・

    まず、自分の記憶の混乱でびっくりしたのが、
    私の記憶の中では子猫だったトラ猫ちゃんが、
    成長過程をぶっ飛ばしてデカくなってるんですよ。
    8キロの巨漢になっていて、びっくりした私は

    「なんだ、コイツッ!!??新しく飼ったの?」

    って聞いたら、逆に家族がびっくりして

    「あんた、フク(とら猫ちゃん)はウチに来てもう3年経つでしょ!?
    忘れたの!??」

    そう、言われて初めて、じわーっと、水がしみてくるようにして
    思いだしていくんですよ。「あ、そういえば、そうだったな」って感じで。

    この経験は、もうアハ体験。リアルアハ体験。

    こんなことがいくつかありまして、家族も物珍しそうに

    「コレ覚えてる?あんたが描いた漫画」
    「あ、コレは覚えてる?あんたが頭突きで壊した私のPS3」
    「お前は、高校時代父ちゃんのヅラをわしづかんで
    「ハゲはハゲらしくハゲてハゲを誇りに生きていけ」って
    最悪の暴言を吐いたのを覚えているか?」

    みたいな感じで、色々モノをもってきては質問してくるんです。

    覚えてるよッ!!ごめんねみんな!!
    ちゃんとそこんとこは覚えてる!!とくに親父のヅラ!!
    あれはひどいことを言った・・・本当ごめんね。
    でもヅラに20万円かけようとした、あんたに腹たったのも事実なんだよ。


    まぁ・・・ようやく退院できまして
    今、めっちゃテンションあがってます。

    てゆーか、全治3カ月なんで包帯グルグルなんですけどね。
    頭の毛を一部剃られて、恥ずかしくて外に出られない状況なんですけどね。
    中古で60万した愛バイクの無残な姿に目を向けられない心境なんですけどね。
    病院で誕生日を迎えて看護婦さんやお医者さん、同室患者さんらに
    パーティを催されてメッチャテレてるんですけどね・・・

    皆さんもホント、交通事故には気をつけてください。
    うちどころが悪かったら私みたいに、頭ぱっぱらぱーになりますよ。
    元々ぱっぱらぱーだった頭がさらにぱっぱらぱーですよ。
    ヘタすりゃ死にますからね。ホント気を付けてください。

    バイト、クビになってコレからどうしよう・・あはは。
    しばらくニート生活を満喫しようかと思います。
    なんか、親も許してくれるっぽいし、甘えちゃえ。


    生きてるだけで儲けモンだと思いましょうかねー。


    ブログを更新していないのに、来てくれている方がいらっしゃって
    うれしくて涙出ました。
    いつのまにか3000カウントを超えてる。
    うれしい・・・、来てくれた方ホント、ありがとう。

    とりあえず、のんびりと更新をまた再開していこうと思っています。
    もうね、焦らないことにしたの。
    のんびり生きることにしたの。
    好きなことを好きなだけ、無理しない程度にやることにしたの。


    マイペースだらだら人間になるのさー。
     

    アンナが留守中にコメントを下さった方々、本当にありがとうございます!!
    拍手もありがとう!!
     






     

    拍手[6回]

    お勉強につきあって下さる皆様に感謝ですッ


    コメント本当にありがとうございますッ・・
    漫画の描き方について悩んでいるのは
    自分だけじゃないんだなーって、励まされるんです。
    呆れないで、お勉強会に来てくださるお方にホント感謝です。






    今回の記事は、漫画のお勉強会みたいなものですので、
    興味のない方や、影響を受けたくない方はここまで。










    前回、「セリフの機能」についてを記事に少しだけ載せました。
    それをちょっと、おさらいしてみましょう。
    セリフには三つの役割があるといわれています。

    ①事実を知らせるコト
    ②人物の心理・感情を表すコト
    ③ストーリーを進展させるコト

    でしたね。
    前回の記事に、少し詳しくこのことについて載せているので、
    見ていない方やちょっと気になった方は、前回の記事を読んでみてください。

    このコトを踏まえて今回は、
    「初心者が過ちを犯していることにさえ気づかない過ち」
    について勉強してみたいと思います。

    <セリフとは、そのキャラクターが、そのシーンにおいて
    どうしても言わなくてはならない、絶対唯一のモノ>

    であると、考えて差し支えないようです。
    漫画とは一本道、つまり私たちがその漫画で語りたい「テーマ」という道に沿って
    ストーリーを進めていくものです。その道から逸れるようなセリフは省くべきなのです。

    一本のセリフの中で、テーマ(話の流れ)を二つも三つも言ってしまってませんか!?

    例えばこうです。
    A「B・・お前の恋人はいいよなぁ、俺も恋人がほしいよ。・・ああ、そういえば
    話は変わるけど、文化祭の出し物についてちゃんと考えたか?」

    ・・・わかりました?
    コレはものすごく、やっちゃっている人が多いそうです!
    「ああ、そういえば話は変わるけど」・・っていうフレーズから
    セリフのテーマ(話の流れ)が真っ二つに分かれてしまっているのです。

    ①キャラクターAがキャラクターBの恋人を羨ましがる話の流れ
    ②文化祭の出し物についての話の流れ

    この二つの話の流れが混ざってしまっているために、
    読者はどちらの話についていこうかと混乱します。

    これから言うことは、ものすごく重要です!!


    セリフはどんなに長いものであろうと、短いものであろうと
    一番おしまいの部分が読者の印象に残ってしまうのです!!


    そして、結論としてセリフの後半の「文化祭の出し物」についての話に
    焦点を合わせて読者は漫画を読み進めることになります。
    ならば、前半の「キャラクターBの恋人を羨ましがる話の流れ」はいらないのです。
    しかし、作者が「キャラクターAがキャラクターBを
    羨ましがるシーン」を本当は伝えたかったのだとすればどうでしょう。
    上のセリフは大失敗ですね。
    セリフの機能を理解していない証拠です。
    「人物の感情と心理を表す機能」と「ストーリーを進展させる機能」
    この二つのセリフ機能を一つにまとめようとしたコトによる失敗例です。
    この大失敗に初心者は気づけないのです。

    お分かりいただけたように
    どうしても、読者に伝えたいセリフ、覚えてもらいたいセリフというものは
    漫画にはあります。
    大切な一言を読者に印象付けるためには、セリフのおしまい(結論的な場所)に
    重要なセリフを置く必要があるのです。

    ①「マジ好きです。答えはすぐに出さなくても結構です・・・・・ゆっくり考えてください」
    ②「答えはすぐじゃなくてもかまいません。ゆっくり考えてください。マジ好きなんです」

    上のセリフでも、お分かりのように、同じ内容のことを言っているのに
    ずいぶん印象が変わりますよね。
    「自分の気持ちをゆっくり考えてほしい」という考えを印象付けたいのか、
    それとも「相手のことが本当に好きである」という心境を印象付けたいのか?

    つまり、読者に何を一番伝えたいのか?

    セリフ一つでも、軽く考えないで、よーく練りこむ必要がありそうです。
    セリフは奥が深いですねー。




    そのキャラクターだからこそ言える一言を追及する楽しさは
    モノ描きにしかわからない喜びの一つです。

    皆様、セリフ作りを楽しみましょうッ!!




    今日はココまで
    ここまで読んでくれた方・・・・・います??
    疲れましたよね、ごめんなさい。よく、目を休めてくださいね。
    お勉強会は、コメントや拍手をくださった方がいらっしゃった場合にのみ、
    その方のために、開いていこうと思っています。
    お付き合いくださってホントにうれしかったです。

    明日載せようと思っている記事の内容は「キャラクターの会話」について。
    セリフの続きを、少し勉強していこうかなーって思ってます。

    ・・・まあ、読みたいと思ってくださる方が居ればの話ですので。
    ご了承ください。




    たくさんの拍手ありがとうございました!!
    それに、コメントもッ・・・・
    めちゃくちゃ、うれしかったですッ!
    ありがとーッ!!!!
    この記事の右下に小さく書いてある「つづきを読む」をクリックして
    コメントの返事を読んでください。
    ありがとうございました。

    拍手[19回]

    スキなものはスキ。


    昨日、母の担当編集(小説の方)から電話がかかってきました。
    勉強になるから、編集さんと母さんの打ち合わせ電話を
    子機で聞いてなさい。って言われて、メモしながら子機で聞いてました。

    「〇〇先生、ここのくだりがちょっとわからないんで、
    主人公の動機をはっきりさせてください」

    ダメだしです。

    主人公の動機不十分=よくわからない

    どゆこと??

    アンナが元・編集Uさんに何度も言われたあの「よくわからない」がここでも!
    コレは、動機について勉強しなおす必要がありそうです。




    ココからは漫画のお勉強会みたいなもんなので
    興味のない方や影響を受けたくない方はここまで!
    今までで一番長い記事になりました。すみません!!







    私がUさんに、よくわからないってダメだしされた漫画の話です。

    「学校のクラスでも大人しくて気の弱いタイプの主人公。
    その主人公の下校途中のコトです。
    なんと、恋人が知らない他の奴とべったりと歩いているのを目撃してしまいます!
    浮気なのは一目瞭然」

    問題はココからです。

    「恋人の浮気現場を目撃してしまった主人公は、恋人に駆け寄り、
    恋人にそいつは誰だと泣きながら詰め寄りました」

    うん??なんだそりゃ!

    カンのイイ方はもう、お分かりかと思います。
    そうです。
    「クラスでも大人しい気の弱い男の子」がそんな行動力と勇気を、
    持ち合わせているのはものすごく不自然で違和感があったのです。
    だから、その気の弱い男の子が恋人に詰め寄った瞬間、
    キャラクターの性格に矛盾が生じたことで、
    読者の共感を得るどころか不快感をあたえてしまったようです。
    「なにコイツいきなり詰め寄って泣き散らしてんの?」
    「お前ってそんなキャラだったっけ?」って感じ。
    それが、原因で「よくわからない」つまり、
    「理解できない」現象が起こってしまったのです。

    アンナも心を真っ白にして、自分の漫画を読み返してみたら
    主人公はただの嫉妬深いヒステリックだとわかりました。

    どうしてそうなっちゃったのか。


    それは「動機」が弱すぎたのが原因のようです。


    動機とは人間が行動や選択を迫られた場合、
    決断し実行するとき、背中を後押しする心の材料の一つだと私は考えました。
    (あくまで私の自己解釈ですのでご了承ください)

    気の弱い子が、浮気現場を目撃して恋人に詰め寄るには
    ただ「浮気現場を目撃してしまったから」ってだけじゃ、
    読者を説得しきれず、納得させられなかったのです

    漫画を読ませる力は説得力にある。とさえ言う漫画家もいるほどです。

    じゃあ、気の弱い子が浮気現場を目撃した場合、
    恋人に詰め寄る展開にはもっていけないのか?

    そうではないようです。

    気の弱い子が恋人に詰め寄るほどになるまで、
    気の弱い子を精神的に追い込むように仕向ければイイのです。

    第二・第三の「動機」を作るのです!

    例えば、恋人と一緒に歩いていたのが親友や兄弟だったらどうでしょう。
    浮気現場を目撃したコトによる嫉妬心と、大切な人たちに裏切られた気持ち。
    この二つが動機となって、もしかしたら気の弱い子でも、
    その場で恋人に詰め寄るかもしれません。
    その上、恋人の浮気がこの一回だけではなかったともなると、
    読者もこれなら仕方ないって納得して、ページをめくってくれるかもしれません。

    これで、お分かりのように、キャラクターの「動機」ってものすごく大事!

    漫画は現実とは違います。
    その漫画の登場人物の行動・言動はすべて読者を説得させ、
    納得してもらえ得るものであるのか?


    (私はコレを勉強してかなり不安になったので・・・)
    一度、自分の作品を見直す必要がありそうです・・・

    なんて、怖いのッ!!!




    ちなみに・・・・


    実際の動機、動機づけを本で調べてみたところ、
    「すべての人物の動きは、その動きの前の性格による活動があった
    その結果に他ならない」
    「その時々のコトを引き起こす機縁となるモノが動機」
    ということらしいけど・・・・

    アンナはまったくこの文章を理解できなかったので、
    自己解釈で乗り切ろうと思いますッ!!
    母も、私の解釈は「まあ、間違ったものではないのでは?作家によってそれぞれだよ」
    と言ってくれたので、一安心。

    今回の記事の「動機」の意味は上の私の自己解釈を元にしています
    ご了承ください。



    今回はもう一つ、セリフについてちょっとかじってみたいと思います。
    もうちょっと、お勉強にお付き合いくださるとうれしいです。


    これは、ものすごーく大事!!
    大切なので後で、また記事に載せます。



    皆さん、「セリフの機能」について考えたことはありますか?
    セリフには三つの役目があるといわれているそうです。

    ①事実を伝えるコト
    ②キャラクターの心理、感情を表すコト
    ③ストーリーを進展させるコト

    なのだそうです。
    例えばこういう会話があるとします。

    A「・・・オレ、なんでCにあんなにヒドイこと言っちゃったんだろ。ホントバカだ」
    コレはキャラクターの心理を表すセリフです。
    キャラクターの心中を察せられる役割があります。
    上のセリフではキャラクターの「後悔」がうかがえます。

    B「おい、A!聞いたか!?Cが昨日から家に帰ってないんだって!」
    コレは事実を知らせるセリフになります。
    キャラクターCが家に帰っていないという、今現在の事情を説明する役割です。

    A「・・え・・ッ、マジでッ・・?・・俺のせいかもしれない・・!どうしようっ」
    コレはキャラクターの感情を表すセリフです。
    今現在の、キャラクターAの感情が表立って、あらわになったのが
    セリフで説明できます。事実を知らされたことによる「動揺」ですね。

    B「後悔しても、仕方ないだろ?一緒にCを探すの手伝ってくれよ」
    コレはストーリーを進展させるためのセリフですね。
    このキャラクターBのセリフにより、ストーリーはキャラクターCを
    探す展開へと進むことになります。

    と、このようにセリフの三つの機能を充分に組み合わせて漫画は進みます。
    セリフの機能を充分に理解していないと、
    ストーリーを進展させるためだけの腹話術のような会話や
    ただ感情を表立って表現するだけのストーリーが進まない会話などなど。
    漫画の表現を活用しきれていない会話をキャラクターにさせて、
    魅力を半減させてしまっているかもしれないのです。

    このセリフの三つの機能を織り交ぜて、キャラクターに会話をさせるだけで
    だいぶ、漫画の雰囲気が変わります。

    これは、ちょっとびっくりしますよ。




    今日は、ここまで。
    てゆーか、ここまで読んでくれた人・・・・・いるの?
    長すぎましたね。読んでくれた方はご苦労様でした!
    ホントありがとうございます!!神様です。




    皆様のお役にたっているのかどうかわからないこのお勉強会。
    とりあえず、コメントや拍手をくださる方が居る限り、
    その方のために、ちょくちょく開いていこうと思ってます。
    皆様は、漫画のどういうところを指摘されたり、
    つまづいてしまったりしてるんでしょう??
    やっぱり、私とつまづいているところは同じなのでしょうか??
    それとも、こんな初歩的ミスを犯しているのは私だけだったり??

    次回、お勉強会をやる機会を頂けた時も、
    呆れないでお付き合いくださると幸いです。
    お前はバカなところで失敗してるなーって、笑ってください。









    過去拍手本当にありがとうございました!!!
    ホントに励まされます・・・・ッ
    コメントうれしかったですッ・・・ありがとう!!

    コメントをかいてくださった方は、
    この記事の右下に小さく書いてある「つづきを読む」を
    クリックして、コメントの返事を読んでください。
    ありがとう!


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