前回のつづきの影の表現方法を勉強していきます。
影の表現って漫画によってそれぞれですよね。
自分の絵柄に合った影表現を模索する前に
影の表現パターンをいくつかご紹介したいと思います。
まず漫画では光の強弱により影の濃さが違うコトを頭に入れておいてください。
真夏の太陽光や暗い部屋での明るいスポットライトなどでは
上のようなベタ処理の影は非常に有効で、印象的な絵柄にできます。
漫画演出としては暗いドロドロした感情を表すのにもよく使われていますね。
少女漫画などではハーフトーンでの影表現が主流で
柔らかく、清潔感のある印象を読者に与えることができます。
逆に少年漫画では力強さや質感によりこだわるため
ペンタッチでの影表現が主流のようです。
トーンとペンタッチの両方を駆使した影表現方法は時間がかかる分
非常に完成度の高い印象の強い出来となります。
心理描写や特殊効果などでよくつかわれるのは
グラデーションによる影の表現のようです。
BL漫画の『濡れ場』によく使われてますね。
キャラが色っぽく見える効果があるんですよ。
こちらもまた時間はかかるかもしれませんが
演出には最適な影表現なのではないでしょうか。
では同じ絵なのに影表現を変えるだけで
どれだけ絵柄の印象が変化してしまうのか
実際に見てみましょう♪
見てお分かりいただけたでしょうか?
上の絵は1つの絵をコピーしてそれぞれ影表現を変えたものです。
人物のペンタッチはまったく同じなんです。
印象やキャラの表情も不思議と変わって見えませんか?
影表現で絵柄の印象は十分に変えることができるんです
もちろん漫画の印象も変わります。
漫画は第一印象が大切です。
絵柄と漫画の内容が噛み合ってなかったら
漫画の魅力は大幅に半減されてしまいますね。
それぞれを掛け合わせて影表現をするのも
個性がでていいですよね。
影表現ってとても大切なんです。
気にいった影表現は見つけられましたか?
次回は基本的な顔にできる影のパターンを
ご紹介したいと思います。
こちらも漫画の演出に非常に役立つものでした!
ここまで読んでくれてありがとうございました!!
過去拍手ほんとうにありがとうございました!!
めちゃくちゃうれしかったですッ
励まされます!!
ありがとう!!
被災地の一刻も早い復興を願います。
[10回]
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