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ここは挫折を繰り返した末、 漫画家を目指し始めたばかりの超初心者の管理人が BL漫画の勉強をするブログです。 怠慢な性格なんですが、 地道にマイペースにやっていきたいと思っています。
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    ここは挫折を繰り返した末に漫画家を目指し始めた超初心者PNアンナの日記です。
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    投稿する前にチェックしておきたい項目


    この記事は消す場合もあるのでご了承を。




    専門学校時代の勉強メモの中に
    ちょっと参考になった内容があったので記事にしてみました。




    投稿用漫画を描いてて、
    この内容で本当に大丈夫かな?って不安になるときが私にはあります。

    なにがダメなのか自分じゃわからないから『これでいいや』と
    初心者が自分の作品を客観視できないまま投稿してしまうのが
    一番危ないのだと教えてもらいました。

    なぜ危険なのか?

    客観視できないまま投稿したその作品は十中八九
    『ひとりよがり』の作品であるから

    投稿作品の7割近くが『ひとりよがり』なのだそうです。

    自分の作品を客観視できている自信がない方は今から紹介する
    いくつかの項目をチェックしてみてはどうでしょうか?

    とある有名なシナリオ分析家の方が指摘したコトを
    土台にして考えられているので非常に興味深いです。

    作品に不安を覚えている方には
    参考になると思います。
    投稿前にぜひ一度チェックしてみてください。


















    ここからは漫画のお勉強会みたいなものなので
    興味のない方や影響を受けたくない方はここまで。






















    ノートには『初心者が犯す共通の失敗』って書いてあるので
    そのまま載せます。

    文字どおりですね。

    初心者ってみーんな同じような失敗するんだって。
    その失敗が見当たらない人を探すのが大変なくらい
    みんながみんな同じ失敗。

    だから投稿する前にその失敗を自分で見抜ける
    『客観視』を身につけなさいってよく言われてました。

    自分の作品を第三者の目で見れるようになることが
    プロを目指すための第一歩なのかもしれません。
    (・・・・がんばろっと。)

    16~32ページの短編用の初心者が犯す共通の失敗です。
    この項目の中で、どうしても審査が甘くなる自分のチェックで
    3つでも当てはまったらその作品の評価は厳しいのだそうです。
    自分のチェックで3つなのだから
    他の人間がチェックしたらそれ以上あるはずなので。


    ≪1 ストーリーの構成、登場人物などの知識不足≫

    ○ 登場人物の職業の知識不足が目立つそうです。
      たとえばサラリーマンが主人公なのに
      ドラマは喫茶店や自宅のみで展開されていて
      サラリーマンである必要性を感じさせない。
      サラリーマン特有の感情や悩みや恋愛観を重視してないために
      キャラクターに深みを持たせられないのだそうです。
      (学生も職業に含まれるそうです)

    ≪2 軽すぎるキャラクターの悩み。そのために見せ場も弱い≫

    ○ 主人公の悩みが「一目ボレした相手に告白したい。」という場合
      その悩みが読者に軽く感じられてしまうのは、
      主人公が本当に苦しんで悩んでいるように
      見えないからなのだそうです。

    ≪3 抽象的なナレーション≫

    ○ 文学の勉強してない人間が、
      ナレーションばかりにこだわるのはやめましょう。
      ナレーションは直球勝負で行けばいい・・・とのコト。
      厳しい意見だね・・・・。

    ≪4 セリフの使い過ぎ&セリフが長すぎる≫

    ○ これは以前に記事にしているので参照してください。

    ≪5 主要人物の過去にさかのぼりすぎて、現在のストーリーが置き去り≫

    ○ 漫画には回想シーンという過去にさかのぼる技術がありますね。
      実はこの回想方法は2パターンあります。
      それを知らないとこういう事態を招くのだそうです。

    ≪6 どの人物が主要キャラなのかわからない&主人公が目立ってない≫

    ○ これも以前の記事に載せているので参照してください

    ≪7 登場人物が多すぎて混乱を招く&キャラの描き分けができてない≫

    ○ キャラを無駄に多く登場させる傾向があるのが初心者だそうです。
      主要人物にはメガネとかクセとか、アクセサリーとか、
      おしゃれな服装とかで顔のパーツ以外にも
      持ち物や行動に特徴を持たせるコトを心がけると良いそうです。

    ≪8 キャラクターの目的や動機がまったくわからない≫

    ○ 以前の記事に載せているので参照してください

    ≪9 人間性を欠くキャラクターの登場≫

    ○ 以前の記事に載せているので参照してください

    ≪10 最初と最後でテーマが変わってしまっている。≫

    ○ 最初は恋人との復縁が目的だったのにいつの間にか
      家族愛や友情がメインにすり替わってしまってる。
      めちゃくちゃ多いそうです。こういうパターン。
      16~32ページで恋愛だけじゃなくて友情や家族愛を描くのは
      欲張りすぎなのだそうです。

    ≪11 アマチュア作家は描き直しやエピソードを削除することができない≫

    ○ いらないシーンを見分けるのはアマチュアには非常に困難です。
      ここは漫画を描き慣れるか、
      もしくは指摘されなきゃ気づけないと思われます。

    ≪12 背景の四季表現、都会なのか田舎なのかの建物の描き分け、
       現代なのか過去なのかなど、まったく絵で説明できてない。≫

    ○ 文字通り。

    ≪13 キャラクターの服装や髪型をあまりにも研究してない。怠慢すぎる≫

    ○ 絵柄の古さもここに含まれるようです。
      私はそれは研究不足の怠慢だと専門学校の先生に
      バッサリ切り捨てられたのをはっきり覚えています。
      悔しくて悔しくて本気泣きしたなぁ・・・・

    ≪14 時間経過・シーンの切り替わりが下手≫

    ○ 構成の問題ですね。
      後で詳しく勉強するのもいいかもしれません。


    以上。


    けっこう有名なシナリオ分析項目だったんですね。
    市販の本にも似たようなのが載っていました。
    (・・・・こっちは新聞奨学生制度を受けてまで勉強しに行ったのに)

    みなさんはいくつの項目に当てはまりましたか?

    自分の漫画を客観視するためには
    とても有効な項目なのではないでしょうか

    当てはまっても全然イイんです。
    当てはまらない人はとっくにプロになってますからね。

    むしろ当てはまったらその項目に関しては
    自分はちゃんと読者の目で見ることができている証拠です。

    自分で気付けた間違いは自分の力で直せます。

    気づけなかった部分を指摘してくれるのが
    持ち込みや投稿ですからね。

    持ち込み行くのが楽しみで仕方ないですッ
    早く仕上げて持ち込み行きたいッ・・・!!




    こんな長い記事を最後まで読んでくれたあなた様は神様です。
    ありがとうございます。
    またお付き合いしてくださるとホントうれしいです。
    お互い頑張りましょう





    過去拍手本当にありがとうございました!!
    めちゃくちゃうれしいです!!
    励まされました!!!



    被災地の一刻も早い復興を願います。


    拍手[18回]

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    忘れがちになりがち


    img143.jpg



































    少女漫画にチャレンジするため絵柄の改造に勤しんでいました。
    なかなか思うようにいかなくてスランプに陥ってしまった・・・
    可愛いくて魅力がある絵柄を目指せって言われても・・・・・

    少女漫画は奥が深いですね。
    自分、ダメダメでした。

    少女漫画に限ったことではないんですけど、
    ラブストーリーや家族モノなど、
    『人間関係』または≪感情≫を題材にしたストーリーのセリフには
    ちょっとした思考の転換が必要であることを教えてもらいました。














    ココから先はシナリオのお勉強会みたいなモノなので、
    興味のない方や、影響を受けたくない方はここまで。





























    女 「お腹へっちゃった」
    男 「もうそんな時間か。何か食べる?」
    女 「何でもイイや。一緒に食べられるだけで幸せだから」
    男 「なら、いいところ知ってるんだ」

    昼時の男女の会話です。
    この会話からラーメン屋へシーンは変わります。
    ラブラブなのを表現したくて書いたセリフなんですけど、
    少女漫画では『もうひとひねり欲しい』って評価されてしまいました。

    以前にも記事にしたと思うんですけど、
    セリフは1、2、3と順序良く進めるのではなく、
    1、3、4と言った風に飛躍させたり、
    テンポを崩したりするとイキイキしだすんです。

    上のセリフでは男が昼食に何を食べようとしているのかを
    あえて言わないことによってセリフのテンポをずらしています。

    では、どうして上のセリフは『もうひとひねり欲しい』と
    評価されてしまったのでしょうか?

    その理由は上のセリフでは、
    女と男の性格も、人間関係も、力関係も
    二人はお互いどれくらい好きあっているのか・・などなどが
    読者に伝わっていないのです。
    会話に情報が少なすぎたワケですね。

    どこにでもいる付き合い始めたばかりのラブラブなカップルなのかな?
    というあいまいな推測しか読者はできません。
    ですので、上の会話は『もうひとひねり欲しい』
    という評価を下されてしまったのです。
    ラブストーリーでは致命的です。

    ではどうすればよかったのか?


    その答えはキャラクター同士の意見を『対立』させることで解決できます。


    対立って言ったら、
    喧嘩とか仲が悪い人間同士のコトを考えがちですけど、そうではなくて

    仲のいいキャラクター同士でも意見をぶつけ合わせることで
    性格や人間関係を浮き彫りにすることができる

    ・・・・それをセリフの対立と言います。

    では、それを踏まえて、上の例のセリフをちょっと対立させてみましょう。


    女「おなか減っちゃった」
    男「もう、そんな時間か。何か食べる?」
    女「何でもイイや。一緒に食べられるだけで幸せだから」
    男「なら、いいところを知ってるんだ」
    女「ラーメンはイヤ」
    男「・・・・え・・・でも、美味いんだよあそこ」
    女「太るから嫌」
    男「・・・・・・・そっか・・・。
     君にも一度食べてもらいたかったんだけど、仕方ないね・・・」
    女「・・・~~~・・・ッッ」

    そんな会話をした後にシーンがラーメン屋に移ったら、
    意見をはっきり言える女が、最終的には男に折れたことが分かります。
    男と女の性格も、恋の駆け引きはどちらが上手なのかも、
    どっちがより相手を慕っているのかも、
    このワンシーンで表現できるんです。

    男が嬉しそうにラーメンをすすっているのを見て、
    なんだかんだ言ってやっぱり女も嬉しいというコトを次のシーンで表現すれば、
    言葉にしなくても、女の方が男にゾッコンなのが
    読者にも見てとれるようになるワケですね。

    意見をぶつけ合わせるとキャラクターの性格や人間関係が浮き彫りになります。
     
    一度言った意見を引っ込めて、泣く泣く相手に従ったり
    喜んで同意したフリをして影でグチグチ文句をこぼしていたり、
    言いたくても相手に何も言えず、ウジウジして相手をイライラさせてしまったり・・・


    思うようにストーリーが進まないって悩んでいる方は
    一度キャラクター同士の意見を対立してぶつけ合わせてみてはどうでしょう??
    自分が作ったキャラクターが本当はどんな人物だったのか、
    改めて知ることができると思います。

    人間関係や感情をテーマにしたストーリーには、
    相手キャラクターが付き物です。
    相手にも感情や意見はもちろんあるはずです

    少女漫画の投稿作品の中にはヒロインだけが意見をぶつけて、
    男が受け身になってしまい、男はクラゲのように
    ストーリーに沿って漂っているだけの漫画がほとんどなのだそうです。
    私の漫画がズバリそれ。
    全然ダメダメでした。
    久しぶりにヘコまされましたね・・・・・・


    常に相手のリアクションを考えてセリフを作るコト。


    とても重要な心構えだと思いました。



    今日はここまでです。
    ここまで読んでくれて本当にありがとうございます。
    一緒に勉強してくれている人がいると思うと本当に心強いです。





    過去拍手・コメント本当にありがとうございました!!
    めちゃくちゃうれしかったです!!
    本当にありがとう!!




    拍手[15回]

    キャラクターの魅せ方のコツ


    この記事は消すかもしれないのでご了承を


    漫画の制作法を記した本を何冊か購入して読んでみて気づいたんですけど
    キャラクターの作り方ってのが必ず書いてあるんですよ。
    そういう漫画の書き方を記した本に手を出したことがある人は
    わかると思うけど全部の本に共通して書いてあるキャラを魅力的にする方法
    知ってます?

    『読者が憧れる部分』と『読者が共感する部分(または弱点)』

    この2つをキャラクターに持たせるコト

    らしいですねー。
    持ち込みでこれを編集さんにアドバイスされた方もいるんじゃないでしょうか
    私はバッチリされました。

    でもそれはあくまで魅力的なキャラクターを作る方法なのであって
    その作ったキャラを漫画で生かす方法ではないんですよ



    上のコトを踏まえて、質問を変えましょう



    『憧れる部分』と『共通する部分』をどういう順番で、
    どういうタイミングで読者に紹介したら、
    より効果的に、かつ魅力的にキャラクターを生かすことができるのか
    考えたことはありますか?


    今回はアンナの独学なんですけど、
    初めて母やアシスタントさんたちをうならせましたよ!
    「お前やるときゃやるなー!」ってね!やったー!!






    ここから先は漫画のお勉強会みたいなものなので
    興味のない方や影響を受けたくない方はここまで。
    今回は映画に活用されるシナリオ心理学から私個人が
    独学で学んでみました

    テンションが高かったので
    いつもよりちょっと長い記事になっちゃったかもです



























    それでは、上のおさらいをしましょう。

    魅力的なキャラクターとは

    『読者が憧れる部分』と『読者が共感する部分(または弱点)』

    この2つを兼ね備えたキャラクターである。
    そのことを前提に今回は記事を進めていきます。


    その『憧れる部分』と『共感する部分(または弱点)』を
    どのタイミングでどういう順番で読者に紹介したら魅力的になるのか?
    と書きましたが・・・


    主人公は『共感する部分(または弱点)』を全面的に売り出した方が『得』です!!


    それはなぜか?


    主人公は真っ先に読者に≪好感≫を持ってもらわなくてはならない
    『重要人物』だからです


    私がやっちまった失敗例の話。
    『美形(憧れ)だけど、女性恐怖症のため恋愛経験がない(弱点)』の
    2つの二面性を持った主人公を作りました。
    まず主人公が美形であることを紹介するために、
    女の子に告白されて振るシーンから始めることにして
    「主人公はモテるんだな」って読者に教える導入の方法をとりました
    約2ページです。

    でも実はここではまだ、読者は主人公に≪好感≫を持ってません


    読者が主人公に対して≪好感≫を抱く瞬間とは『共感』したときなんです


    『共感(弱点)』=①ドジ ②気が弱い ③見栄っ張り ④惚れっぽい(一目惚れ)
               ⑤テストの点数が悪い ⑥ライバル心を抱いてる 
               
    ・・・などなど

    これは『共感(弱点)』のごく一部です。きりがないのでこれくらいで・・・
    『こんな奴いるよなー』とか『わかるわかる!』て感じで主人公の中に
    「人間味」を見た瞬間、読者は主人公に≪好感≫を持ってくれるんです

    連載や長編なら上の例みたいに女子に告白されるという『憧れ』を先に紹介する
    導入から始めるのは効果的かもしれません。
    でも16~32ページでこれはもたつきすぎていて、起承転結の「起」の部分で
    もたついてるなーって判断されてしまったらまず編集の目にもとまらないかも?

    だから主人公に対し≪好感≫を抱いてもらうために『共感する部分(弱点)』を
    真っ先に紹介してしまうんです

    上の例を短編向きに訂正してみましょう。

    相手役の友人と登校中、主人公の目の前で女の子が財布をおとした
      (2ページ半以降に登場した相手役が訂正案ではここでもう登場。
       読者は主人公に対して今のところなんとも思ってません)

    主人公はビクビク怯えながら女の子に財布を渡した。
      (どういうコトだろう?とカンぐりだします)

    女の子は美形の主人公を見て顔を真っ赤にして目をキラキラさせて
    連絡先を聞いてきた。
      (主人公はイケメンでモテるんだと女の子のリアクションでわかります)

    主人公に女の子の手が触れた瞬間、主人公は跳ね上がって青ざめます。
    それを見かねた相手役の友人が主人公を背に庇う。
    相手役の友人がさりげなく女の子に主人公が女性恐怖症であることを説明。
    その場を上手くフォロー
      (①相手役の社交的で包容力がある性格が、セリフと主人公を背に庇う一コマで
        上手くスムーズに伝えられている。
       ②しかも女性恐怖症であることを女の子に説明することで読者にネタばらし)

    それで次のコマ、または次のページではもう次のエピソードに突入。
    『女性恐怖症』という「弱点」を全面的に押し出してなおかつ、
    『美形』という「憧れ」の部分も同時進行で紹介しておく。
    これで2ページ半~3ページです。

    私の母が、私の漫画の導入部分をこんな感じに訂正しました。
    こればかりは素人のアンナじゃ説明できないし良い例も浮かばないので
    このブログの記事のためだけに実際に母に今回のこの記事の勉強内容を
    実用して24ページ分手直ししてもらいました。
    文字だけじゃわからないかもしれないけど、
    ものすごくスムーズにページが読み進んで、
    テンポが良いんです。ダレるシーンがないって言ったらわかるかな?


    次は主人公の次に重要な人物である『相手役』なんですが


    相手役は『憧れ』を真っ先に紹介してしまったほうが『買い』です!!


    つまり主人公とは真逆の紹介方法をとるのがベストみたいです。

    『憧れ』とは読者はもちろん作者が『いいなー、羨ましい』ッて感じで
    自分には持っていない『強い部分』に魅力を感じるモノを指します。

    『憧れ』=①美形  ②お金持ち ③有名人 ④常に集団の中心にいる人徳者
          ⑤ちょい悪 ⑥仕事ができる ⑦色気がある

    ・・・・・などなど

    まあ、ここら辺がポピュラーな『憧れ』の氷山の一角ですね。

    なんで相手役は『憧れ』を先に紹介してしまうのか?
    それは主人公と相手役じゃ漫画の『キャラクターとしての役割』が違うからです。

    主人公は読者に共感してもらい、一緒に漫画のストーリーを進める役割です。
    そして相手役は読者に「こんなステキな人がいるなんて!」と夢を与える役割なんです

    もう1回母に訂正してもらった例を読み返してもらうとわかるように、
    相手役は怯える主人公を背に庇って窮地を救っています。
    『憧れ』の部分が真っ先に全面的に紹介されているんです。
    ページをめくっていきなり心をくすぐられる巧みな話術です。

    つくづく思う。
    漫画家は策士だ。




    今回は映画のシナリオ心理学と映画の基本技術の本に
    書いてあったことを漫画に応用してみました。
    実際に漫画で使えるのかという疑問も母の協力で
    実用可能だし参考になるはずだとお墨付きをもらったので
    ブログに載せてみたんですけど・・・・

    冷静になってみたらすごく怖い・・・・
    今までは母や編集さんのアドバイスをそのままブログに載せてたけど
    この記事はアンナが独学で本を読みあさって勉強して
    思考を凝らした内容なんですよ。

    ・・・・さ、参考になりました??

    今さら緊張してきた・・・
    とにかく記事に書いちゃったし手伝ってもらっちゃったしで
    とりあえず載せますが

    多分消します!!

    万が一にも参考になったって方がいらっしゃれば
    その方のために残しますが

    多分この記事消えます!!
    ご了承を




    過去拍手本当にありがとうございました!!
    励まされるんです、本当にうれしいです!!

    拍手[31回]

    へぇ~~~。って思った

    img063.jpg







































    次に描こうと思った作品のプロットとキャラクター表をちょっと見てもらった。

    案の定、ネチネチ言われたんだけど、
    今回はそのダメ出しが非常に興味深くて
    なるほどーっと思ったので記事にしてみました。







    今回の記事は漫画のお勉強会みたいなものなので、
    興味のない方や影響を受けたくない方はここまで。

































    今回アンナが描こうと思ったストーリーは中世ヨーロッパ物で
    『身分を隠して田舎町に来た貴族』が主人公でした。
    身分と本名を隠して田舎町の男の子と親しくなっていくストーリーです。

    この話のプロットで母から非常に興味深いコトを教わりました。



    それは『秘密性』を軸に進むストーリーの特徴と扱い方です!



    『秘密性』ってどういうコトを指すの?

    って思った方のためにちょっと『秘密性』の例を出してみましょう。

    (例1) 実は恋人に言えない過去がある
    (例2) 偶然出会った相手に正体や本名を偽り仲良くなる
    (例3) 浮気をしている

    とか言った感じのモノですね。

    『主人公(または相手キャラ)が
    自分以外のキャラクターに対して秘密にしているコト』

    それが『秘密性』だと
    このブログでは定義したいと思います。
    ご了承を。

    ちなみに以前に記事にした『カセ』の内の1つに『秘密性』は含まれるらしいです
    気になった方は以前の記事を読み返してみてください。

    本題に入りましょう。

    母は私のプロットを読んでみて、あっさりこう言い放ったのです。


    「主人公と相手役の『視点』を入れ替えてみたら面白くなるかもしれないよ?」


    主人公と相手役の『視点』を入れ替えるって・・・・・・・・・・?


    それは主体のストーリーはそのままで
    相手役の『視点』からこのストーリーを進めるようにしてみろってこと。

    相手役のキャラをストーリーの中心人物・・・
    つまり主人公にしてみるという手段でした!

    そうするとどうなるか?
    言われるがままにお試し感覚で相手役の『視点』からプロットを作りなおしてみると
    母の言わんとしていたことがおのずとわかりました。


    『秘密性』のもう1つの姿が浮き彫りになったんです!!


    『秘密性』にはどうやら2種類の姿があるようです。

    1つ目は≪読者が知っている秘密≫です

    アンナが最初に浮かんだストーリーの『秘密性』の正体がコレです
    アンナの始めのプロットでは
    『貴族であることを隠している主人公』が起承転結の『起』の部分で
    読者に紹介されています。

    だから読者は『主人公が貴族である』という事実を知った上で
    漫画を読み進めていくわけですね。

    すると『貴族であることを隠した主人公』の視点で物語を見ていくので
    相手のキャラクターにいつバレてしまうのか、2人の結末はどうなるのかと
    常にハラハラしながら読んでもらえるという利点があるんです。

    非常に有効な手段の1つです。
    この部分は珍しくアンナは母に褒められました。

    では2つ目の『秘密性』の姿とは何か??


    それは≪読者も知らない秘密≫です!


    これは知っていると結構便利。
    『登場人物と読者が秘密を同時に知る』・・・ってコトですねー。

    コレは相手役の『視点』から物語を進めるとよくわかりました。
    相手役の男の子を主人公にしてみましょう。

    相手役の男の子のいつも通りの日常から漫画が始まります。
    それから『上品な謎の男の子』との突然の出会いによって
    ストーリーは一転します。

    もう、お分かりのように
    この時点では読者は『この上品な男の子が貴族である』という事実を
    知らないんです!!

    その事実を知らない読者は
    徐々に惹かれあう2人のラブストーリーを素直に楽しみます。

    でも、起承転結の『承』の終わり、または『転』の部分で
    『上品な謎の男の子が貴族である』という
    事実を読者と主人公が同時に知るとどうなるでしょう?

    「そういうコトだったのかー」とか
    「主人公!これからお前はどうするんだ!?」って感じで
    読者に思わせることができれば起承転結の『転』は大成功です。

    盛り上がりに欠けるとか山場がないとか言われてしまったら
    この方法を取ってみるのも1つの手かもしれません。
    とっても派手な演出が可能になるはずです。


    キャラクターに『秘密』を持たせる場合は、
    『主人公』をどっちにするかによって、面白さが変わります。
    ちょっと思考に柔軟性を持たせて、漫画の視点を変えてみるだけで
    今の悩みがスッキリするかもしれません。

    抵抗があるかとは思いますが、1回試してみるのをオススメします。
    漫画の奥深さを思い知らされてワクワクしますよ!

    2種類の『秘密性』の特質を知っているか知らないかで、
    作品やキャラクターの深みが変わってくると思いますし、
    ストーリーづくりの選択肢も広がるはずです。

    この『秘密性』も、もちろんテーマに沿える方を選ぶべきです。
    漫画は『テーマ』がきちんと読者に伝わっていることが大前提なのですから。

    難しいんですよねぇ・・・
    わかっててもなかなか、読者に伝わらない・・・・
    ちょっとずつ、漫画を描き続けて経験をこなしていくとしましょうかー。



    つまらない内容の記事をここまで読んでくれたあなたはホント神様です。
    お勉強会をご希望のコメントとか拍手とかがあった場合にのみ、
    こんな感じで勉強の記事を載せていこうと思っているので、
    その時はお付き合いくださるとホント嬉しいです。




    過去拍手ほんとうにありがとうございます!!!
    めっちゃくちゃうれしいです!!
    励まされます・・・・・ッ・・・




    拍手[26回]


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